【エルサレム時事】レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラへの攻勢を強めるイスラエルのネタニヤフ首相は8日、ビデオ演説し、9月末に爆殺したヒズボラの最高指導者ナスララ師の後継者を殺害したと語った。

 その上で、「ヒズボラは弱体化している」と強調した。

 ネタニヤフ氏は「後継者」の名前は挙げなかったが、ガラント国防相はこれより先、レバノンの首都ベイルート南郊への先週の空爆で、ナスララ師の後継者候補とされるサフィエディン師が死亡した可能性について言及していた。軍は空爆の戦果について「まだ評価中だ」としている。

 サフィエディン師が死亡していれば、ヒズボラにとって大きな打撃となる。ヒズボラのナンバー2のカセム師は、ナスララ師の死後2回目となる8日のテレビ演説でも後継者を発表しなかった。幹部を相次いで失い、組織が混乱しているとみられる。