9日放送『1億人の大質問!?笑ってコラえて!秋の二大企画スペシャル!』より (C)日本テレビ

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 タレントの所ジョージがMCを務める9日放送の日本テレビ系バラエティー『1億人の大質問!? 笑ってコラえて!秋の二大企画スペシャル!』(後7:00)は、スタジオに堂本剛、原晋監督、井森美幸、二瓶有加をゲストに迎えて 「ダーツの旅」プレミア・バージョンと、「吹奏楽の旅!特別編 大阪府立淀川工科高等学校」を届ける。

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 今回は所自らがダーツを投げ、兵庫・宍粟市(しそうし)山崎町へ。草刈りをしていた男性に声をかけると、いきなり、自分で仕留めたという大きな鹿の角を所にプレゼント。続いて、自分で彫り上げた石の彫刻を披露する。

 さらには、天皇陛下から授与された旭日双光章の勲章など、次から次へと出てくる男性の経歴に「なにがメインなんだろう」「すごい情報量」と所もビックリ。果たしてこの人物は何者なのか。

 楽器店では、居合わせた姉弟から、楽器のパーツ次第で音が変わると教えてもらいビックリ。店長が所に紹介する北米の珍しい楽器や、“世界一難しい金管楽器”と言われるホルンにも挑戦してみると、今度は姉弟がビックリ。そのほか、おしゃべり好きなお父さんが営むブドウ園、将来の夢を語る中学生たちなど、所の琴線を揺さぶる場所や町人たちが続々登場する。

 スタジオでは、ゲストの堂本が「本気でなりたくてどうやったらなれるのか毎日考えてました」と子どもの頃の夢を告白。原監督は、「3つの夢のうち2つの夢が叶った」と明かし、まだ叶っていないもうひとつの夢について「もう1回か2回箱根駅伝勝ったら、そっちの夢にいってもいいかな」と語る。二瓶は、中学生のときに笑コラのインタビューを受けたことがあると言い出し全員を驚かせる。しかし、二瓶はその際に夢が叶わなかったことを悔しがる。

 2021年暮れ、“高校吹奏楽の巨星”丸谷明夫先生が逝去。そこで今回番組では、2004年に丸谷先生が指導する大阪府立淀川工科高校吹奏楽部に密着し、ギャラクシー賞大賞を受賞したVTRを、丸谷先生の指導を受けたことがない現役の淀工吹奏楽部部員たちと一緒に視聴する特別企画を敢行した。

 部室にはサプライズゲストとして、丸谷先生に憧れ続けた世界的指揮者・佐渡裕と、先生を「指導者の同志」と慕っていたシンクロの母・井村雅代が登場。佐渡は丸谷先生との出会いを振り返り「すぐにファンになった」とコメント。井村は同じ指導者として「生徒たちの良さをのばしてやろう」という共通の気持ちを持っていたと語る。

 全日本吹奏楽コンクールで32回も全国金賞を受賞した伝説の指導者・丸谷先生の指導法とは果たしてどういうものなのか。当時の部員は約200人。しかも約8割が初心者の中、丸谷先生は「他人のせいにしない」という徹底的な個人主義の元、厳しいオーディションを勝ち抜いた生徒にも「甘い」と一喝。基礎練習を辞めてしまった生徒には「適当にやっとんや。バレとんでみんな」とピシャリ。さらにコンクール前日には「負けても当然じゃ」と言い放つ。しかしそこには、多くの人たちを惹きつける丸谷先生の強い“思い”があった。

 部室には当時の生徒だったOBたちの姿も。退学寸前だったところを丸谷先生に救われたという男性は「親以外で僕のことをそんなに真剣に思って言ってくれる大人の人に初めて出会った」と感謝を述べる。VTRを見た佐渡は「漫才見てるみたい。感動してるけど面白い」とコメント。井村は「(丸谷先生は)ギリギリで生徒たちが出す馬鹿力を信じた」と感想を語る。

 スタジオでは、堂本が「思いを一つに大切にするということがどれだけ大切か」と、自身もかつてどうやって本当の思いを伝えるか悩んでいたことを告白。原監督は「現代の教育は楽しさばかりを追い求める傾向がある」と、勝負にこだわることの大切さを語る。そして、スタジオに淀工吹奏楽部が登場。丸谷先生の思いを受け継いだ淀工サウンドをたっぷりと披露する。