エマ・ワトソンのインスタグラム(@emmawatson)より

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 映画「ハリー・ポッター」シリーズでマクゴナガル先生役を演じた英女優のマギー・スミスさんが27日、ロンドンの病院で死去したことを英BBC放送が伝えた。89歳だった。遺族が声明で明らかにした。

 同映画主要メンバーのハーマイオニー役を務めた英女優のエマ・ワトソンが日本時間28日、自身のインスタグラムを更新。スミスさんを追悼した。

 ワトソンはスミスさんに両手で頬を包まれている撮影オフショットを投稿し、「私がまだ若かった頃、幸運にも同じ空間を共有することができたマギーの伝説についてはまったく知りませんでした。真の偉大な人物とスクリーンを共有していたことに気づいたのは、私が大人になってからでした。彼女は本物で、誠実で、愉快で、そして自分自身を尊重していました。マギー、男性教授がたくさんいる中で、あなたは自分の力を発揮していました。あなたの優しさに感謝します。あなたがいなくて寂しいです」と文字を載せ、“マクゴナル先生”をしのんだ。

 スミスさんは1934年、英エセックス州生まれ。舞台出演を経て映画デビュー。「ミス・ブロディの青春」(69年)で米アカデミー主演女優賞を受賞した。映画「天使にラブ・ソングを…」では修道院長役を演じるなど、日本でも広く知られた英国を代表する大女優だった。