とちぎテレビ

24日から「結核・呼吸器感染症予防週間」です。県民に正しい知識を身に付け予防に役立ててもらおうと、栃木県庁昭和館ではライトアップが始まりました。

鮮やかな赤色に照らされた県庁昭和館が夜空に浮かび上がっています。ライトの赤色は世界共通の結核予防のシンボルマークである「複十字」の色を表しています。

このライトアップは、結核予防の普及啓発のため県保健衛生事業団と県が共催で今年度から新たに始まったものです。また今年度は、厚生労働省がインフルエンザや新型コロナウイルスなどの呼吸器感染症について予防週間を新たに設けて「結核・呼吸器感染症予防週間」として展開されています。

県保健衛生事業団によりますと、結核は今でも国内で1日に27.7人の新たな患者が発生し1日に4.3人が命を落としている重大な感染症です。去年、結核にかかった人は約1万人で6割は70歳以上の高齢者でした。また、1割にあたる20代のうち8割は外国生まれだということです。重症化を防ぎ、周囲への感染を予防するため早めの検診を呼びかけています。

県庁昭和館のライトアップは今月(9月)30日までの午後5時から午後9時まで行われます。