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 ◇ナ・リーグ ドジャース−ロッキーズ(2024年9月20日 ロサンゼルス)

 ドジャース大谷翔平投手(30)が20日(日本時間21日)、本拠でのロッキーズ戦に「1番・DH」で先発出場。大リーグ史上初の50本塁打&50盗塁達成から一夜明け、第2打席で中前打を放つと、第3打席では2戦連発とする今季52号逆転2ランを放った。

 マイアミの興奮をロサンゼルスのファンにも届けた。1―2の5回2死二塁で迎えた第3打席。フルカウントから見送ればボール球の胸元の速球をかち上げると、110.1マイル(約177.1キロ)で飛び出した打球は中堅左への423フィート(約128.9メートル)地点で着弾。大谷らしい豪快弾に本拠ファンは大興奮で歓喜の声を上げ、ベッツは次打者席で驚きの表情を浮かべるほどの当たりだった。

 大谷が第1打席に入ると、サプライズが待っていた。ドジャースナインがベンチ前に出て大谷に拍手を送ると、観衆もスタンディングオベーションで前夜の快挙を祝福。大谷もヘルメットを取って歓声に応えた。打席では大きな「MVP」コールが送られたが、第1打席は左腕フリーランドの前に空振り三振に終わった。

 大谷が第2打席でファンの声援にバットで応えた。第2打席は3回2死走者から中前打。フルカウントと追い込まれたが、左腕フリーランドの低めのスライダーを中前に運んだ。

 大爆発した前夜からの勢いそのままにまたも大谷のバットが火を吹いた。前日に日本選手初の6安打&3本塁打、球団新の10打点、2盗塁の歴史的猛打で「50―50」「51―51」を達成したが、これで本拠でも大きなアーチを描き、ファンを熱狂させた。