福岡市役所

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 福岡市は20日、下水処理施設で使う重油7万リットルの購入先を決める指名競争入札で、市内の石油販売業者が、本来なら約670万円となる入札額を誤って96円とし、落札したと発表した。

 市は再入札を行う予定で、業者を2か月間の競争入札参加停止とした。

 発表によると、入札を行ったのは東部水処理センター(東区松島)で使う重油7万リットル。17日に入札を行い、計5社が参加した。今回の業者は、1リットルあたりの単価となる96円を誤って入札額としており、入札から約20分後に市に間違いを連絡したという。

 市契約監理課によると、工事などとは違って物品購入の場合は、最低制限価格は設けていない。市は「金額の確認を徹底してほしい」としている。