7回、秋山への死球後、乱闘騒ぎとなり、審判に制される新井監督=15日

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 「広島10−2DeNA」(15日、マツダスタジアム)

 七回に秋山の死球を巡って乱闘騒ぎが起こった。一塁ベンチから温厚な新井監督が激高して飛び出してきた中、審判員が身を呈して荒ぶる指揮官を止め、輪から遠ざけるシーンがあった。

 七回、先頭の秋山が右膝付近に死球を受けた。直後、新井監督がDeNAベンチを指さして激高。何かを言われたとみられ、ジェスチャーを交えながら「出てこい!」と怒りをにじませた。

 グラウンドにいた選手たちも新井監督が出てくることは想像できなかったのか、1人で三塁ベンチへ向かって突き進む状態に。すると福家三塁塁審が三塁ベンチ前から猛ダッシュ。大柄な新井監督を全身で受け止め、阻止した。

 バックネット裏付近でウイックと言い争いになる中、後ろから必死につかまえ、輪から遠ざけようとした福家審判員。このシーンに気づいたファンはXで「昨日乱闘の仲裁に奮闘された福家審判すごいな 田中浩康コーチをなだめに駆けつけて その後激昂した新井さんを見るや猛ダッシュで駆けつけて新井さんを輪から1人で遠ざける」とたたえていた。