Photo: ヤマダユウス型

iPhone 4Sの頃からスマホゲームやってきて、確信しました。

皆さん、スマホでゲーム遊んでますか? 僕は『アークナイツ』『ゼンレスゾーンゼロ』『勝利の女神:NIKKE』『学園アイドルマスター』などなど、それなりの数をたしなんでいます。FPSはやらない派です。

で、新しいスマホゲームはどうしても重めの負荷がかかります。となるとスマホにも高い性能が求められるんですが、最新〜2年前くらいのiPhoneならかなりサクサクに遊べるよって話しをしたくてですね。

スペックではなく最適化の問題か

僕は現在iPhone 15 Proを使っていて、2023年11月まではiPhone 12 Proを使っていました。12 Proを使っていたころも『原神』や『アイドルマスター ミリオンライブ』などのスマホゲーを遊んでいましたが、当時からサクサク動いていました。

数年前であれば「スマホゲームを遊ぶならAndroid」といった風潮もありました。最近のAndroidはモデルの選択肢も豊富で、ゲーミングスマホなんてのもありますしね。

僕もいくつかのゲーミングスマホを触ってきましたが、iPhoneよりも圧倒的に快適かと聞かれれば、サクサクさについてはそれほど大差はなかったなと。スマホゲーの場合はスペックの高さよりもOSに対する最適化がどれだけできているかの方が、安定性に直結してると思います。

例えばiPhoneのOSはiOSのみですが、AndroidはXperia、ASUS、Pixel、Galaxyなど、メーカーによってOSがチューンされていて、それぞれに対しての最適化を行なわなければならない。ほかにもグラフィックに関してだとiOSはMetalだけどAndroidは系統が2つ(OpenGLとVulkan)あったりで、どっちに合わすべきか開発側を悩ますことになったり。

とまぁ専門的な違いはあるものの、いちスマホゲーマーとして言いたいのは、iPhoneはスマホゲームをするのに向いているよ、ということ。できれば最新か、そのひとつ前の世代くらいだと最新タイトルも快適に遊べます。少なくとも『原神』の60fpsはiPhone 12 Proでも問題なく動作していました。

iPhoneの弱点は発熱。ゲーミングスマホはここが強い

ですが、そんなiPhoneにも弱点はあります。それは、ゲームプレイ時の発熱。同じゲームを30分〜1時間ほどプレイしてると、本体の熱さで「長いこと遊んでるな」とわかるほどです。

だだ、こればかりはどうしようもないのも事実。発熱を解決させたいなら、独自の排熱機構をもったAndroidを選ぶべきでしょう。ASUSのROG Phoneなんかは物理ボタン付きの外付けクーラーが用意されていたりと、スマホゲーマーに対する手厚いケアが素晴らしい。ベイパーチャンバー搭載で放熱性能がアップした「Xperia 1 VI」も素敵です。

発熱に伴い、iPhoneはバッテリーの減りが早いのも弱点といえます。特に新しいゲームは発熱量=消費電力も大きく、『学園アイドルマスター』で1時間ほどプロデュースしただけでかなりバッテリーが減ってました。プロデュースにはエネルギーを使うので仕方ありませんが。

あるいは、じっくり遊びたいゲームや消費電力が大きいゲームは自宅用のデバイスでプレイするなど、デバイスごとにゲームを棲み分けるのも解決法の一つ。第4世代のiPad Airで『勝利の女神:NIKKE』をプレイしてますが、60fpsでサクサク動いてくれます。発熱もすごいので、コレは自宅専用。

スマホゲームが好きなら、iPhoneは第一候補

「スマホFPSをガッツリ遊びたい」「物理キーで操作したい」「専用のコンパニオンアプリが欲しい」といった特殊な要望がないのであれば、iPhoneはスマホゲーム目的として強くオススメです。ソシャゲやカジュアルゲームなら充分サクサク動作ですし、ディスプレイの美しさについても文句なし。

ただ、やっぱりバッテリー周りは弱いですね。スマホゲー目的で中古のiPhone 13〜15あたりをゲットした場合、充電のやりくりには悩まされると思います。これはもうAppleデバイスの宿命かなぁ…。

そういえば第3世代iPhone SEは廉価版にもかかわらずゲーム性能が高いなんて話がありましたね。解像度の影響もありますが、やっぱりiOSとスマホゲームは好相性なのかしら。

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Photo: ヤマダユウス型