カナダの中国製電池などへの追加関税に断固反対 中国商務部

中国商務部。(北京=新華社記者/李賀)

 【新華社北京9月12日】中国商務部の報道官は11日、カナダ財務省が中国から輸入する電池とその部品、半導体、太陽光発電製品、重要鉱物に追加関税を課す制限措置を検討するため30日間の意見公募期間を設けると発表したことについて、断固として反対し中国企業の正当な権益を守るためあらゆる措置を講じると表明した。

 報道官は次のように述べた。カナダが発表した関連文書に留意している。中国製電気自動車(EV)などに対する制限措置を発表してからわずか半月後、カナダは再び事実を無視し、ごく少数の国に追随して、中国に対し一方的な抑圧措置を取ると脅している。これは中国とカナダ両国企業間の正常な経済・貿易協力を著しく阻害し、両国の経済・貿易関係に重大な影響を与え、世界経済システムと経済・貿易規則を甚だしく破壊し、世界の産業チェーン・サプライチェーンの安定にダメージを与えることになる。カナダの行為は危険かつ無責任であり、中国は断固反対する。

 中国は、カナダが事実を尊重して、世界貿易機関(WTO)のルールを順守し、再び過ちを繰り返さないよう求める。カナダの今後の動向を注視し、必要なあらゆる措置を講じて、中国企業の正当な権利と利益を断固として守る。