AFX通信によると、ドイツテレコムのカイウベ・リックCEO(最高経営責任者)が、株主からの要求を受けて近く辞任するもようだ。同社の監査役会は早ければ13日にも幹部会を開き、人事変更を認める見込み。後任には携帯電話部門のルネ・オーベルマンCEOが就任するという。同社をはじめ、大株主であるドイツ政府と米投資会社ブラックストーンはコメントを避けている。

  ドイツテレコムは、固定電話部門の不振を受けて株価が低迷。加えてコスト削減計画が思うように進んでいないことから株主の間で不満が高まっていた。ドイツ政府は同行の株式3割強を、ブラックストーンは4.5%を保有している。【了】