【人気FPが解説】30歳超えて実家暮らしは超危険。その意外な理由とは?
25歳で貯金ゼロでも1億円貯まる!
就職・転職、ひとり暮らし、結婚に出産。これから様々なライフイベントに向き合う20代は、今後の人生について考える機会が増える時期です。そんな中で、切っても切れない「お金」の問題に不安を感じている人も多いのではないでしょうか。
そこで、15万人を救った「お金の教科書」の最新版、『【新NISA・iDeCo対応版】20代のいま、やっておくべきお金のこと』(ダイヤモンド社)より、貯金・投資といった資産づくりの知識はもちろん、より豊かな人生をおくるためのお金の使い方・働き方についても、一部抜粋・編集してお送りします。
「できるだけ長く自宅にいた方がお金がかからず貯金できる」は、本当?
親の家を出て1人暮らしをすると、家賃、光熱費、食費がかかる。できるだけ長く自宅にいた方がお金がかからず貯金できる、と考えて、実行する人は少なくない。
就職して数年は、給料も安いし、家賃の高い地域では1人暮らしは難しい。数年は親元で生活するのも仕方ないだろう。でも、ずっとはダメ!
収入の全部を自分の小遣いにできるのは、一見天国だが、実はそれは落とし穴。長く親元で暮らしていると「自分の収入で生活できる」と思えなくなる。挑戦する気も消えていく。その能力が衰えていく。ずっと歩かないと足の筋肉が衰えるのと同じ。
限られた収入でやりくりして生活する「技術」が身につく
結婚も遠ざかる。「結婚して親元を出る」=「貧乏になる」と考えて怖くなるから。
苦労しても「自分の収入で生活する」体験は、なるべく早くした方がいい。すると限られた収入でやりくりして生活する「技術」が身につく。
優先順位をつける、欲望をコントロールする、貯金の計画を立てる、そういうことだ。この生き抜くための技術は、TOEICや税理士の資格よりよっぽど価値がある。役に立つ。
「○年後に家を出る」という目標を立てて、お金を貯めよう
遅くても30歳になる前に、親元を出よう。まず「○年後に家を出る」という目標を立てて、お金を貯めよう。
というわけで、結婚相手に「ずっと親元で生活してた人」を選ぶと、きっとお金のことで苦労するから、そのつもりで。
個人的に、パートナーには1人暮らし経験者をお勧めします。
※本稿は、『【新NISA・iDeCo対応版】20代のいま、やっておくべきお金のこと』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。