ケネディ氏、大統領選撤退へ 「要職」条件にトランプ氏支持か

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Stephanie Kelly

[シカゴ 21日 ロイター] - 11月の米大統領選に無所属で出馬している弁護士ロバート・ケネディ・ジュニア氏(70)は、近く選挙戦から撤退し、共和党候補のトランプ前大統領の支持に回る見通し。ただ、支持と引き換えにトランプ氏が勝利した場合に政権で要職に就くことを求めている。

ケネディ氏を支持する特別政治活動委員会(スーパーPAC)の責任者が21日、ロイターに明らかにした。

ケネディ氏の陣営によると、同氏は23日にアリゾナ州で演説し、「現在の歴史的瞬間と自身の今後の道筋」について語る予定という。

ABCニュースは先に匿名筋の話として、ケネディ氏が今週中に選挙戦から撤退し、トランプ氏を支持する予定だと報じた。

トランプ氏は今週CNNに対し、ケネディ氏が選挙戦から撤退し、自分を支持する場合は、ケネディ氏を政権の要職に就けることに「間違いなくオープンだ」と語っていた。

ケネディ氏が副大統領候補に選んだニコール・シャナハン氏は20日、自身とケネディ氏がトランプ氏の票を奪い、民主党候補のハリス副大統領の勝利に道を開いてしまうリスクがあるとし、「直ちに撤退してトランプ氏に協力」する可能性があると語っていた。

スーパーPACによると、ケネディ氏はトランプ氏に対し、一部の州で選挙活動を継続することを認めるよう求めているという。