ケーブルを束ねた状態でキープしておくためのクリップは、ニーズの多さもあってか、多数の製品が市販されている。

 今回紹介するダイソーの「連結できるコードクリップ」は、その新顔にあたる製品だ。

パッケージ。ワイドは2個入り、スリムは3個入り

中央の空間でケーブルを束ねる仕組み

構造自体は洗濯バサミと同じ。挟む力はそれほど強くなく、もう少し欲しいところ

側面には突起がある。反対側はこれの受けとなる凹みがある

 製品は巨大な洗濯バサミといった体で、両側からつまんで開き、束ねた状態のテーブルをそこに挟むという仕組み。

 ワイドとスリム、2サイズの製品がラインナップされており、ワイドは電源ケーブルや映像ケーブルなど太めのケーブル、スリムはUSBケーブルなど比較的細いケーブルを挟むのに適している。

サイズ違いの2種類を並べたところ。左がワイド、右がスリム

 特徴が単にこれだけならば、わざわざ本稿で紹介するまでもないのだが、本製品がユニークなのは、これらを複数連結できるジョイント機能を備えていることだ。

ジョイントを使って連結させることが可能だ

 クリップ側面には突起が設けられており、反対側にある凹みに差し込んで連結させられる。整理整頓に役立つのはもちろん、複数のケーブルをまとめて持ち歩く場合も、バラバラになりにくいというわけだ。

ケーブルを挟んだところ。あまり細すぎるケーブルだと脱落するので注意

連結させた状態。片付ける時や持ち運ぶ時に便利だ

 成形はやや粗くチープなのは多少気になるが、これは競合製品も大差ないので、実用上は問題にならないだろう。

 挟む力がそれほど強くなく、太く硬いケーブルの反発力に負けることがあったりと、決して万能ではないのだが、それさえ気をつけておけば、さまざまなシチュエーションで役に立ってくれる。

ジョイント機能は整理整頓時に重宝する

 個人的にはケーブルの色に合わせたブラックのモデルの投入も期待したい。

製品名 実売価格 発売元 連結できるコードクリップ 110円 大創産業