限定3500台の「きのこの山ワイヤレスイヤホン」を入手! 圧倒的なかわいさを実現したイヤホンの音質や機能を本気でレビューしてみた

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 今回紹介したいのは、ニコニコ動画に投稿された『【レビュー】限定3,500台”争奪戦”の「きのこの山ワイヤレスイヤホン」が到着!!!→最高だけど…!問題点もある。』というさいちょうさんの動画です。

投稿者メッセージ(動画説明文より)

今回は以前にクラファンを支援していた「きのこの山ワイヤレスイヤホン」がついに手元に届いたのでレビューしていきます。

 限定3500台の「きのこの山ワイヤレスイヤホン」を入手することができた投稿者のさいちょうさん。お菓子の「きのこの山」を作っている明治が直々に関わった製品です。さっそく開封してレビューします。

 まず目についたのが外箱のきのこマーク。「Apple製品の外箱を意識しているであろうロゴの入れ方が良い感じですね」とさいちょうさん。

 箱を裏返して技適を確認。技適マークとは、電波法で定められている技術基準に適合している無線機であることを証明するためのマークです。

 開封して最初に見えたのは証明書。今回さいちょうさんの手元に届いたのは、3500個中2779個だったようです。

 本体は証明書の下に入っていました。リアル「きのこの山」のパッケージとの比較です。ミニチュア感がたまりません。「とにかくかわいさだけでいえば圧倒的」だとか。

 開封するとさらにカワイイ。「これはもうヤバイですね」「天才的なデザインです」と絶賛の言葉が続きます。

 他には説明書とシンプルな充電ケーブルと交換用のイヤーピースが入っていました。

 次は製品の概要について。元は架空の製品だったものを明治の公式Xが紹介したところ大バズりし、実際に製品化されたという経緯があります。

 クラウドファンディングで3500個の限定発売をしたところ、とんでもない争奪戦となり開始数十分もしないで完売したとか。以前、発売直後のiPhone 15 Proの争奪戦にも参加したさいちょうさんですが、体感的にはその時よりすごかったそうです。

 改めて性能を見てみると、税込み価格29800円に対してイヤホンとしての性能は最低限でした。そこは仕方のない部分だとさいちょうさんは納得。今回コスパは求めていないそうです。3500個限定ということを考えると妥当とも言える価格だそう。

 続いて実物の外観を見ていきます。まずはサイズを計測。高さだけがほぼ同じで、縦横が圧縮されています。重さは55.5gほどでした。

 天面はお菓子のパッケージから「チョコレート菓子」の表記が消え、「明治チョコスナック」が「明治ワイヤレスイヤホン」となったり、「ほっとひといき」が「翻訳機能付き」と記述が置き換わったりしています。

 側面としては、正面に充電のインジケーターとしてのLEDが、背面に歯充電用のType-Cポートがありました。

 そして底面には「KINOKO-NO-YAMA」というド直球なモデル名の記載が。

 改めて中を見ると、左右対称ではなくきのこの山部分が同じ方向を向くような配置が珍しいです。右上にはシリアルナンバーの印刷がありました。証明書と一致しています。

 取り出したイヤホンは、きのこの山とAirPodsのキメラのような特異な外観。

 お菓子部分を本物(右)と比較。チョコ部分の色がしっかり塗分けられていることに、とてつもないこだわりを感じます。

 説明書に「本製品は食べ物ではありません」の記述があるのも納得の仕上がりですね。

 また、チョコの部分はタッチセンサーになっていて画像のような機能があるそうです。

 充電用の接点はきのこの柄の部分にありました。

 続いては使い心地の検証。装着したところ、形のわりに十分安定して着けていられるとのこと。また、音質は想像の10倍くらいまともでした。

 見た目優先で音質は5000円位のワイヤレスイヤホンと同程度だろうと覚悟していたのですが、きのこの山という要素がなくとも29800円でギリ許せるレベルの良さだったとか。

 低音を無理に強調してモコモコした音になることもなく、中音域が引っ込み過ぎていることもなく、心地いいリスニングサウンドという感じだとか。元の音にある程度忠実ながらもノリノリになって楽しく音楽を聴ける。ちゃんと音の「迫力」を感じることができるそうです。

 全体の音質の結論としては、「聴いていて十分楽しく、満足感のあるレベルにまとまっている」という体感でした。

 イヤホンとしては良かっただけに残念だったのは「翻訳機能」です。

 スマホアプリと連携して会話を翻訳してくれるのですが、昔のGoogle翻訳のようにただ直訳しただけで、わかりやすい言い回しに変えたりしないとのこと。

 また、「同時翻訳モード」では相手の話した音声を一通り記録した後、かなりゆっくりめにぎこちない機会音声が再生されるそうです。長文になるとリアルタイムで会話ができないので、スマホの翻訳アプリの音声入力を互いに使う方がスムーズかもしれません。

 翻訳機能については蛇足だと感じたものの、今回のイヤホンには普通に満足しているというさいちょうさん。「きのこの山をワイヤレスイヤホンにする」という発想、それを実際に商品化してしまう挑戦は最高の試みで、ワクワクさせてもらったそうです。「今後もこういう夢のあるガジェットが出てくることを期待しています」とのことでした。

 さいちょうさんによる丁寧なレビューの全容に興味を持たれた方はどうぞ動画をご覧ください。音質に関するレビューはかなり熱が入った素晴らしいもので、「語彙力がグルメ漫画の審査員級」などの声が寄せられています。

視聴者のコメント

・いいなぁ、このデザインめっちゃ好みだわ
・このネタ製品のレビューで技適確認するのこの人くらいだろうなw
・音に対する語彙力がグルメ漫画の審査員級
・ガチレビューやbb
・紀伊国山www
・怪しい日本語だ、ヤッタ
・買えなかったから本物を付けて紛らわせるか