俳優のマシュー・ペリーさん(2009年4月14日撮影)。(c)Gabriel BOUYS / AFP

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【AFP=時事】米連邦警察は15日、米コメディードラマ「フレンズ(Friends)」への出演で知られる俳優のマシュー・ペリー(Matthew Perry)さんの薬物過剰摂取による死亡に関わったとして、医師ら5人を訴追した。ペリーさんに麻酔薬のケタミンを供給し、同氏の薬物依存を利用して利益を得ようとした疑いがある。

 ペリーさんは昨年10月、ロサンゼルスの高級住宅地にある自宅で亡くなっているのが見つかった。54歳だった。世界中のファンから悲しみの声が寄せられた。

 訴追されたのは、医師2人、住み込みのアシスタント、ブローカー、そして「ケタミン・クイーン」として知られるノースハリウッド(North Hollywood)の薬物ディーラー。このディーラーは別の男性の過剰摂取による死亡にも関与している。

 検視の結果、死因は「ケタミンの急性作用」とされた。

 連邦検察官のマーティン・エストラーダ(Martin Estrada)氏は、「5人はペリー氏の健康を気にするよりも、彼から利益を得ることに関心があった」と述べた。

 エストラーダ氏によると、5人は2か月でケタミンの入った容器20個をペリー氏に5万5000ドル(約820万円)で売った。だが、1個当たりの原価はわずか12ドル(約1800円)だった。

 やり取りされたテキストメッセージの一つには、「このバカがいくら払うだろうか。調べてみよう」と書かれていた。

【翻訳編集】AFPBB News

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