U-NEXT、プレミアリーグ100試合以上を4K/HDR/50fps配信へ。「高画質を当たり前に」
U-NEXTは、8月17日からの「欧州サッカー『プレミアリーグ』2024-25シーズン」の独占ライブ配信開始に先立ち、都内でキックオフパーティーを開催。サッカーパック加入者に対し、プレミアリーグの100試合以上を、最大4K/HDR/50fps映像で配信することを明らかにした。
同社代表取締役社長の堤天心氏は、「今シーズンに行なわれるプレミアリーグ全380試合のうち、注目の試合を中心に、100試合以上を4K/HDR、そして、通常25フレームの倍の50フレームという滑らかな映像で配信できるよう現在調整しており、なるべく早期に、この高画質配信をスタートさせる」とコメント。
「今後についても、(契約中の)7年間にわたって、技術的・インフラ的な課題を解決しながら、より多くの試合を4Kで配信できるよう取り組みを強化する。我々U-NEXTは、配信でサッカーを高画質で普通に楽しむのが当たり前の時代を実現して行く」と意気込みを語った。
U-NEXT 代表取締役社長 堤天心氏
プレミアリーグおよびラ・リーガの全試合で配信するフルHD映像(最大1080p/SDR/25fps)についても、品質を強化。従来の1.4~2倍相当の高ビットレート仕様とすることで、より高品位なフルHD映像を目指す。
関係者によれば、「最大4K/HDR/50fpsの配信整備は現在急ピッチで進めている段階であり、開幕戦には間に合わないものの、できるだけ早期の実現を目指す。ライブだけでなく、見逃しでも同品質で提供する」とのこと。
どのデバイスで4K/HDR/50fpsの配信を楽しめるのか? という問いに対しては、「準備中の段階であるため、明確な回答はできないが、比較的新しいスマートフォン等では問題なく楽しめると想定している。また実際に配信がスタートした際、4KやHDRといった情報をGUIでどのように明示するのかも現在調整中」と回答した。
なお、フルHD映像の高画質化に関しては、「8月17日の開幕戦から適用できる見込みなので、従来よりも高品位な映像でサッカー中継を楽しんでもらいたい」と話した。
有料プラン「サッカーパック」は月額2600円
上述のプレミアリーグを視聴するには、サッカーに特化した有料プラン「サッカーパック」が必要になる。月額は2,600円。U-NEXTの月額会員(2,189円)であれば、毎月付与されるU-NEXTポイント1,200円分をサッカーパックに充当することもできる。
プレミアリーグには、世界を代表する選手が名を連ねているほか、日本代表の冨安健洋選手(アーセナル)、三笘薫選手(ブライトン)、遠藤航選手(リヴァプール)、鎌田大地選手(クリスタル・パレス)、菅原由勢選手(サウサンプトン)らも在籍しており、活躍が期待されている。
同パックでは、プレミアリーグ以外にも「FAカップ」、スペインサッカー「ラ・リーガ1部」(全試合)、スペイン国王杯「コパ・デル・レイ」やトーナメント戦「スーペルコパ・デ・エスパーニャ」の試合が視聴可能。ライブ配信だけでなく、見逃し配信やハイライト集、過去の試合映像のほか、クラブや選手にフォーカスしたドキュメンタリーやオリジナル番組も順次用意するという。
キックオフパーティーには、ゲストとして元サッカー日本代表選手李忠成氏、元なでしこジャパンの岩渕真奈氏、そしてサッカーファンを代表してパリ五輪メダリスト・スケートボード選手の堀米雄斗氏が登壇。
シーズン戦の開幕を前に、各人が注目する選手、クラブを発表するなどして今週末のライブ配信開始を盛り上げた。また、ブライトン所属の三笘薫選手へ行なわれたインタビュー映像も上映された。
写真左から、司会のハリー杉山氏、李忠成氏、岩渕真奈氏、堀米雄斗氏