国際サッカー連盟(FIFA)は5日、ジャンニ・インファンティーノ会長が日本サッカー協会(JFA)の宮本恒靖会長とパリのFIFAオフィスで会談したことを報告した。宮本会長は会談後、『FIFA.com』に対して2031年女子ワールドカップの招致に意欲を示したことを明かしている。

 宮本会長はインファンティーノ会長から日本サッカーの課題を訊かれ、登録選手数を挙げたという。その上で「増やさなければいけないですし、それをいつ、どのように増やすかについて話をしました。選手数を増やすためにも、2031年のFIFA女子ワールドカップを開催したいと伝えました」と招致活動への意欲を示した。

 31年女子W杯を巡ってはアメリカとメキシコが莫大な投資で共催を目指すことを表明している。宮本会長は招致活動に向けてインファンティーノ会長と意見を交わしたといい、「もちろん競合国がいますが、実現するようサポートしたいとおっしゃっていました。 それが本日の主なトピックでした」と会談の内容を振り返っている。

 また、宮本会長はFIFAによる財政支援の「FIFA Forwardプログラム」について「現在、ヨーロッパの各クラブでプレーしている選手はたくさんいます。我々の予算は限られていますが、FIFA Forwardのおかげでその費用が賄われています」と重要性を示し、「時間はかかるかもしれませんが、FIFA Forwardのおかげで、素晴らしい未来を手にすることができるかもしれません」と伝えている。