「事実無根なので闘いまーす」も…松本人志に影落とす“A子さん尾行報道”と「X氏証人出廷の可能性」

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ダウンタウン松本人志の性加害騒動が新局面を迎えている――。

一連の問題をめぐり、“松本vs週刊文春”の法廷闘争が行われているが、ここにきて松本から性的行為を強要されたと主張するA子さんに、松本サイドが接触を図ろうとしたことが判明した。

A子さんは文春にとって“最重要証人”の1人。A子さんが法廷で証言するか否かが、判決を左右すると言われる。

文春サイドは松本の代理人である田代政弘弁護士が実行役となり、A子さんの出廷を妨げようと、アノ手この手でプレッシャーをかけてきたと主張。調査会社を使ってA子さんを尾行したり、親しいX氏に出廷辞退の口利きを持ち掛けたという。

この提案が拒否されると、田代氏はA子さんとX氏の不倫報道が週刊誌に出ることを匂わせクギを刺したという。もはやドラマの世界だ。

一方、田代氏は公式サイトで声明を発表し、出廷妨害を画策した事実はないと否定。X氏と面会したこと、A子さんの身辺を調査したことは認めたが、裁判に関わることで問題なしを貫いている。

ここで“そもそも論”の話だが、松本は文春報道に対し、SNS

《事実無根なので闘いまーす。》

と宣言。潔白だからこそ訴訟提起したのであって、A子さんが証言台に立とうが「受けて立つ」の構えではなかったか。後輩芸人もシロであることを信じ、1日も早く芸能界に戻って来ることを願っている。

後輩芸人の小籔千豊は関西の情報番組で

「松本さんは裁判を起こしてるから、(A子さんに)出てきてほしいと思ってると思うんですよ。となったら、(文春側は)『出したい』、松本さんも『出てきてえや』やから、確実にA子さんが出てきそうな雰囲気になっている」

とした上で

「前から言ってますけど、裁判がバンバン進んで、早くどっちが悪かったのか悪くなかったのか、決めてほしいなと思いますね」

と述べたが、その通りだろう。

ところが、今回松本サイドが“裏ワザ”を使おうとしたことがバレてしまった。芸人界隈でも

「あれ、松本さん……」

という声が聞こえてくる。

「田代弁護士が探偵業者にA子さんの身辺調査を依頼したのも、松本さんの許可なく実行することはできません。ネット上では田代弁護士の判断ミスを指摘する声もありますが、大元は松本さんなのです。松本さんがOKを出さなければ、こんなことにはならなかった」(法曹関係者)

18日発売の週刊文春では、X氏改め中村信雄弁護士が実名で松本サイドのやり口を糾弾するコメントを寄せた。中村弁護士は田代氏の検察官時代の先輩にあたり、大鶴基成元東京地検特捜部長も在籍する弁護士事務所の共同経営者。中村弁護士はA子さんから3年以上前から被害の相談を受けており

松本人志氏のおぞましい行為に憤りを感じている」

と断罪している。

文春で実名を晒すのは覚悟がいる。これで中村弁護士までもが、法廷でA子さんの被害実態を“証言する準備を進めているのではないか”という噂が流れています。

3年以上前からA子さんの話にブレがないことを証明する補強材料となる。すなわち、A子さんの主張を掲載した文春の真実相当性が認められる可能性が高くなることを意味しますね」(前出・法曹関係者)

松本サイドが法廷以外で放った“裏ワザ”は結果的にA子さんサイドの怒りを増幅させることになってしまった。しかも中村弁護士という新たな“援軍”まで呼ぶことに……。

そこで、中村弁護士が所属する弁護士事務所に「証言する準備を進めていること」へ質問状を送ったが、期限までに回答はなかった。

名誉毀損裁判では必ずと言っていいほど、裁判所から和解の提案があります。当初、松本さん側は和解には一切応じず白黒つけるといった報道が多く見られましたが、一連の動きを見ると強硬姿勢に変化が出てきているようにも思います。和解とはいわゆるグレー判定。文春側も条件次第で和解に応じることもあるのでは……」(スポーツ紙記者)

泥沼化する裁判の落としどころはあるのか――。