全長約3.8キロ、最高高度265メートルの綱渡りに挑戦(ロイター)

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 見ているだけで、手に汗がにじんでくる。暑さのためではない。エストニア出身のヤーン・ローゼさんが挑んだ綱渡り。最高の高さは265メートル、幅わずか1.9センチの布の上を歩いていく。眼下には、美しいイタリアのメッシーナ海峡が広がっていた。

【画像】幅わずか1.9センチの布の上を歩いていくヤーン・ローゼさん 世界記録に挑んだ

 ある意味、衝撃的な映像だ。スラックラインと呼ばれる細い布の上を、躊躇せず歩を進めていく。サッカー場30個分に相当する距離にローゼさんは挑んだ。

 約3.8キロ先のゴールを目指し、3時間をかけて海峡を横断していたが、残り80メートルの地点でローゼさんは落ちてしまった。

 残念ながら世界記録達成は逃した。それでも、態勢を立て直し1万5000歩をかけて対岸まで渡り切ってみせた。このパフォーマンスを見守っていた観客からは惜しみない拍手が響いた。

(ロイター/よろず~ニュース編集部)