バスケットボール国際親善試合、米国対オーストラリア。オーストラリアのパティ・ミルズ(左)とマッチアップする米国のレブロン・ジェームズ(中央、2024年7月15日撮影)。(c)Giuseppe CACACE/AFP

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【AFP=時事】パリ五輪、バスケットボール男子の米国代表は15日、アラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビでオーストラリアとの国際親善試合に臨み、98-92で勝利した。

 米国は第3クオーター中盤までに20点差をつけていたが、第4クオーターの残り5分で6点差まで詰め寄られた。タイリース・ハリバートン(Tyrese Haliburton)の連続3ポイントシュートで一時は勢いを取り戻したものの、ブーマーズ(Boomers、オーストラリア代表の愛称)に再び怒とうの追い上げを許し、あわやというところまで追い込まれた。

 米プロバスケットボール(NBA)のロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)でプレーするアンソニー・デイビス(Anthony Davis)がベンチスタートでチーム最多の17得点、14リバウンドを記録し、ミネソタ・ティンバーウルブズ(Minnesota Timberwolves)のアンソニー・エドワーズ(Anthony Edwards)が14得点、4リバウンド、2アシストで続いた。

 一方、ゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)のステフェン・カリー(Stephen Curry)は21分間のプレーでわずか3得点にとどまった。ウォリアーズでのプレー時のようなオフェンスを求められない中、カリーは実力者ぞろいのチームはかなりの調整が必要であるとの考えを示した。

 今回が初めての五輪出場となるカリーは、「自分だけでなく、全員にとっての調整だ」「現段階でメンバーの入れ替えを行っているのも、さまざまな組み合わせで感触をつかもうとしているからだ」と語った。

 チームを率いるスティーブ・カー(Steve Kerr)ヘッドコーチ(HC)は試合前、今回のエキシビションではさまざまな先発ラインアップを試す計画だと話していた。実際にカナダに勝利した前週の一戦から、レブロン・ジェームズ(LeBron James)とカリー、そしてジョエル・エンビード(Joel Embiid)は先発に残したものの、ジュルー・ホリデー(Jrue Holiday)とデビン・ブッカー(Devin Booker)の代わりに、エドワーズとジェイソン・テイタム(Jayson Tatum)を起用した。

 ケビン・デュラント(Kevin Durant)はふくらはぎのけがでこの日も欠場し、デイビスをはじめ、ブッカー、ホリデー、バム・アデバヨ(Bam Adebayo)、ハリバートンがベンチからスタートした。

 米国は17日の次戦で、NBAの今季最優秀選手(MVP)に選出されたニコラ・ヨキッチ(Nikola Jokic)を擁するセルビアと対戦する。

【翻訳編集】AFPBB News

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