決勝進出を手繰り寄せたイングランド photo/Getty Images

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準決勝でオランダ代表と対戦し2-1の逆転勝利を収めたイングランド代表。批判を多く受けながらも2大会連続でEUROの決勝進出を決めた。

準決勝も先手を取られたイングランドだったが、前半のうちにハリー・ケインがPKを決めて同点に追いつくと、後半AT。ケインに代わって出場したオリー・ワトキンスが値千金のゴールを決めて逆転に成功。後半途中からはオランダペースの時間が続いていた中で、ガレス・サウスゲイト監督の采配が当たった試合となった。

スペイン代表が待つ決勝戦へコマを進めたイングランドだが、今回の勝利でちょっと変わった史上初を記録したようだ。データサイト『Opta』によると、イングランドは1つのトーナメントですべて同じ文字(頭文字がS)で始まる異なる5つの国(セルビア、スロベニア、スロバキア、スイス、スペイン)と対戦するチームとなり、これはEUROやW杯で初めてのことだという。前述した国の表記の頭文字はすべて「S」となっており、イングランドは思いもしなかった角度で史上初を記録したようだ。

グループステージからの戦いぶりには批判の声の方が多かったサウスゲイト率いるイングランドだが、周囲の声を跳ね除けて、決勝までたどり着いた。前回大会は決勝でイタリア代表にPK戦で負けてしまったイングランドにとっては3年前の忘れ物を取り返す大チャンスだ。今大会絶好調のスペインをイングランドは倒し、初優勝を飾ることはできるのか。