外為サマリー:一時161円60銭台へ上昇、米長期金利上昇などを警戒

写真拡大

 2日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=161円52銭前後と前日午後5時時点に比べ50銭程度のドル高・円安。ユーロは1ユーロ=173円39銭前後と同20銭強のユーロ高・円安で推移している。

 ドル円は、午前8時30分頃に161円40銭台で推移していたが、午前9時30分過ぎには161円62銭まで値を上げた。前日の米10年債利回りは4.46%台へ上昇。共和党のトランプ前大統領が再び大統領に返り咲いた場合の財政拡張を警戒する債券売りが膨らんだ。この米金利上昇を受け、ドル買い・円売りが優勢となっている。フランスの下院選で極右政党が躍進したが、いったんは過度な警戒感が後退。ユーロは対円で値を上げている。

 ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.0734ドル前後と同0.0020ドル程度のユーロ安・ドル高で推移している。




出所:MINKABU PRESS