児玉化がマド開け急動意、レクサス向け部品など好調で株価見直し機運◇

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 児玉化学工業<4222.T>が急動意、25日移動平均線をマドを開けて上回り一時5.6%高の323円まで上値を伸ばす場面があった。自動車やトラックの内外装部品を主力とする樹脂成形加工の大手。トヨタ自動車<7203.T>のレクサス向けなどが受注増勢にあるほか、生産効率の改善などで利益体質も向上、業績は急回復トレンドが見込まれている。25年3月期は売上高が前期比5%増の154億円、営業利益は同2.8倍となる4億6000万円を見込んでいる。株価は6月18日に急動意、高値335円でダブルトップ形成後に調整を入れたが、売り一巡を待って仕切り直しの買いが入ってきた。株価3ケタ台を地相場とするが、2017年に大相場を出した実績があり、この時は修正後株価で2830円の高値をつけた経緯がある。ファンダメンタルズ面の高変化が現実味を帯びれば、300円台の時価は値ごろ感が改めて意識されそうだ。

(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所:MINKABU PRESS