名古屋市昭和区の八事日赤病院で医療ミスがあり、16歳の男子高校生が死亡したことがわかりました。

 八事日赤病院は6月17日、十二指腸閉塞で腹痛などを訴え、23年5月に搬送された当時16歳の男子高校生が死亡する医療ミスがあったと明らかにしました。

 当初対応した研修医は、急性胃腸炎と誤診して高校生を帰宅させていて、病院は適切な治療をすれば救命できたとしています。

 公表された事故調査委員会の報告書では、研修医から経験のある医師への相談がされなかったことなどが問題と指摘されていて、病院は今後、遺族と和解に向けて話し合うとしています。