GoogleがPixel向け新機能「Feature Drop」の2024年6月分を提供開始!

Googleは11日(現地時間)、同社が開発・販売する「Pixel」ブランドのスマートフォン(スマホ)やスマートウォッチに提供する新機能「Pixel Feature Drop」( http://g.co/pixel/updates )の2024年6月分を提供開始したとお知らせしています。おおよそ3ヶ月ごとにリリースおよび案内されるPixel feature dropsなので今回も今年3月に続いてとなり、新機能はすでに同日より順次提供が開始されており、今後数週間に渡って段階的に提供されるとのこと。

新機能はこれまで「Pixel 8」や「Pixel 8 Pro」、「Pixel 8a」に製品上のタスク用に構築された最も効率的なAIモデル「Gemini Nano」が開発者向けオプションを使えば利用できるようになるほか、これらの機種では「レコーダー」アプリにて要約機能が製品上で実行できるようになったり、パソコン(PC)のモニターなどの外部ディスプレイにUSB Type-Cケーブルを使って有線でミラーリングできるようになったり、電源OFF時やバッテリーが切れている時でも「デバイスを探す」機能で位置を特定できるようになったりするということです。

またその他のPixelスマホではPixeカメラにてHDR+での撮影時にシャッターボタンを1回押すだけで最高の瞬間を自動的に識別できるようになったり、写真撮影時に使用するレンズを手動で選択できるようになったり、通話履歴にて誰からかかってきたかを電話番号から検索できるようになったり、Pixelタブレットではハブモードでホルダーにセットされている場合に玄関のインターホンが鳴った際に玄関にいる人のスナップショットがドアベルの通知に表示されるようになったりするとのこと。なお、ドアベルの通知は双方向通話やクイックレスポンスですぐに応答可能です。

一方、スマートウォッチ「Pixel Watch」シリーズでは「Pixel Watch 2」の新しい安全機能として自動車事故検出が提供開始され、さらに「Google Home」アプリが刷新されて扇風機の風向や風速を調整することができるなどのスマートホームデバイスをより詳細に制御して快適な環境を実現できたり、新しいタイルを使ってスワイプするだけでお気に入りにアクセスして操作できるようになるなどしています。なお、それぞれ対応するアプリをGoogle Play ストアにて導入したり更新したりすることで順次利用できるようになるとのこと。


<Pixelスマホ>
・Pixel 8シリーズにてGemini Nanoが利用可能に
Gemini Nanoは製品上のタスク用に構築されたGoogleの最も効率的なAIモデルで、新たに6月11日よりPixel 8およびPixel 8 Pro、Pixel 8aでも開発者向けオプションを使えば利用できるようになりました。

・ワンランク上の文字起こし(英語でのみ利用可能)
Geminiによってレコーダーアプリの要約機能をPixel 8およびPixel 8 Pro、Pixel 8aの製品上で実行できるようになり、より詳細かつダウンロード可能な要約を作成できるようになります。要約機能は発言者の名前がラベル付けされるようになり、会話の文字起こしがより便利になるほか、さらにテキストファイルやGoogle ドキュメントにエクスポートが可能で、インタビューや講義の記録をとることが容易になります。


・エンターテインメントを大画面で
Pixel 8およびPixel 8 Pro、Pixel 8aにおいてコンテンツを大画面な外部ディスプレイにUSB Type-Cケーブルを用いて有線でミラーリングすることができるようになり、お気に入りの映画や番組、スライドなどをより大きな画面で楽しめるようになります。


・バッテリーが切れてもスマートフォンの位置を特定
デバイスを探す機能のアップデートによって電源が切れている時やバッテリーが切れている時でもスマホの位置を特定できるようになります。なお、位置情報データは暗号化され、Google にも共有されることはありません。

・ベストな表情の1枚を
PixelカメラにてHDR+での撮影時にシャッターボタンを1回押すだけで最高の瞬間を自動的に識別できるようになりました。これにより、常に焦点の合った状態の笑顔を記録できます。


・Pixelカメラのさらなる改良
Pixelカメラでは写真撮影時に使用するレンズを手動で選択できるようになり、撮りたい写真に合ったレンズを自身で決められるようになりました。


<Pixelタブレット>
・訪問者を確認
Pixel Tabletがハブモードでホルダーにセットされている場合に玄関のインターホンが鳴った際に玄関にいる人のスナップショットがドアベルの通知に表示されます。双方向通話やクイックレスポンスですぐに応答できます。


・スマートホームのお気に入り
新しいGoogle Homeの「お気に入り」ウィジェットを使うと、互換性のあるスマートホームにさらに素早くアクセスできます。これにより、スマホやタブレットのホーム画面でスマートホームの操作を素早くカスタマイズし、例えば、数回タップするだけで家の電気を点けることができます。

<Pixelスマートウォッチ>
・外出時にも安心
Pixel Watch 2にて自動車事故検出がリリースされます。Pixelスマホと連動して安全を確保し、重大な自動車事故に遭ったと思われる場合にはスマートウォッチが安否を確認して助けが必要な場合や応答がない場合は自動的に緊急サービスへ電話が発信されます。また自動車事故検出はスマホの緊急事態の共有と統合されているため、事故に遭った場合に緊急連絡先に通知されてリアルタイムの位置情報を取得できます。また転倒検出も改善され、自転車の転倒11をより正確に検出できるようになりました。


・生活を便利に
Google Homeアプリが改良され、スマートウォッチからより多くのことができるようになりました。
 (1)スマートホームをより詳細に制御して快適な環境を実現できます。例えば、扇風機の風向や風速を調整することができます。
 (2)新しいタイルを使ってスワイプするだけでGoogle Homeの「お気に入り」に簡単にアクセスして温度調整や調光、その他のカスタム操作などを行うことができます。
 (3)お気に入りのスマートホームをウォッチフェイスに直接追加すると、温度や照明を調整したいときにすぐにアクセスできるようになります。





記事執筆:memn0ck


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