「なんで確認取らなかったの?」と言われることも…

写真拡大

 仕事では、常に何かしらの「判断」が必要になります。そんなときに自分で判断をしていいのか、それとも上司に確認をした方がいいのか迷うのは、特に新人にとってありがちな悩みです。新社会人が少しずつ仕事に慣れてくるこの時期、SNS上では「それくらい自分で判断したら?」と「なんで確認取らなかったの?」と言われてしまうときの線引きが分からない……という人の声が多く見受けられます。リアルな意見を探ってみました。

上司側は「聞いてくれる方がありがたい」?

 入社して日が浅い社会人ほど、この悩みに直面することが多いようで「判断の難しさ、めっちゃ分かる!」「1年目、2年目は聞くべきか自分で判断すべきかでずっと迷ってた」などの声が多くみられました。中には「8年目だけどまだ分かりません」「これは一生分からんのではないかと思ってる」など、“中堅クラスになっても迷う”という人も。

 アドバイスとして多かったのは、「バカなふりして全部聞いてる」「自分で判断して間違うのが一番危険だから、全部聞いていいよ」といった意見。新人で経験の浅いうちは、とにかく全部確認すべきという声も多く聞かれました。

 一方、実際に部下を抱えて働いている人たちからも、「何事も『聞いてくれてありがとう!』のスタンスで接してる」「これって聞いてくれる方が本当にありがたいんだよね」「判断に迷ううちは全部聞いてくれって言ってたよ」などの意見が寄せられています。

 また、より踏み込んだアドバイスとして「自分で責任を取れる範囲は自己判断。それ以外は周りの人に聞く! 新人は責任取れる範囲がないんだから自己判断しない」といった声もありました。

 たくさんの意見が出ている中で、最も多くみられたアドバイスが「自分でまず考えて、その考えが合っているか聞く」というもの。「自分で全く考えずに聞くのも失礼だし、成長しないと思うよ」などの意見もあり、「まず自分で判断して、行動に移す前に『こういう理由でこう考えたんだが合ってるか?』と確認する」ことを心がけている人が多いようです。

 自分で判断しながら進めること、周囲や上司に確認を取ること、仕事をする上ではどちらも不可欠です。上手に線引きして、スムーズに仕事ができるようになりたいものですね。