エ軍、一時首位から10戦9敗の急失速 11失点大敗…前日16失点に続き“サンドバッグ状態”
エンゼルス今季2度目の4連敗…2者連続本塁打が出ても勝てず
■ツインズ 11ー5 エンゼルス(日本時間29日・アナハイム)
エンゼルスは28日(日本時間29日)、本拠地でのツインズ戦に5-11で敗れ、今季2度目の4連敗を喫した。27日(同28日)の同戦で今季ワーストの16失点を喫したのに続き、2試合連続の2桁失点となった。18日(同19日)の敵地・レイズ戦から数えて、ここ10試合で1勝9敗。大谷翔平を失ったチームは開幕直後、一時は首位に立ったものの、その勢いは完全にしぼんだ形だ。
チームの勝ち頭でも負の連鎖は止められなかった。先発は試合前まで3勝(1敗)、防御率2.12の数字を残していたリード・デトマーズ投手。3回まで走者を許さない投球を見せていたが、4回に味方の失策も絡んで1点を失うと、続く5回は安打5本を集中されて一挙4失点。開幕から3度の登板すべてで白星を挙げ、計26三振を奪った姿はなく、5回0/3を5失点でマウンドを降りた。
打線は5点を追う5回にジョー・アデル外野手の適時打、ルイス・レンヒーフォ内野手の1号2ラン、ノーラン・シャヌエル内野手の2者連続となる2号ソロで1点差まで迫る反撃を見せたが、7回に4失点、8回にも2点を失うなど中継ぎ陣が打ちこまれた。
27日(同28日)に16失点を喫したのに続き、この日は11失点と再び投手陣が崩壊。今季は28試合を消化した中で2桁失点を喫した試合が5度目と、まさにサンドバック状態だ。大谷が抜けたチームに浮上の兆しが見えない。(Full-Count編集部)