日本列島には黄砂の飛来が予想されています。西日本では今日の午後から黄砂が飛来し、18日にかけて東日本や北日本に飛来のエリアが拡大するおそれがあります。洗濯物などへの砂の付着や交通への影響が懸念されます。

大陸で黄砂観測

大陸で巻き上げられた黄砂が日本列島に近づきつつあります。

気象庁によると、昨日15日までに中国国内で黄砂が観測されています。15日の観測では水平方向への見通しが2〜5キロメートルまで落ちた所が多く、洗濯物や車などへの砂の付着が目立つレベルの濃度になったと思われます。

黄砂の大気中の濃度は、日本列島に到達するまでに多少薄くなりますが、交通への影響が出る濃さとなる可能性もあり、注意が必要です。

西〜北日本で黄砂飛来

黄砂は今日16日午後から西日本に飛来し、18日にかけて東日本や北日本に広がる見込みです。水平方向の見通しが10キロメートル未満となり、風景がぼんやりと霞む所が多くなりそうです。

また、黄砂の濃度が濃くなる所では、見通しが5キロメートル未満となる可能性があります。見通しが5キロメートル未満となると、車や洗濯物などへの付着が目立ち始めるほか、交通に影響が出るおそれがあります。

洗濯物は室内干しにしたり、外出の際はマスクを着用するなど、対策を行った方が良さそうです。

花粉も広範囲に飛ぶ

花粉のシーズンもまだ終わっていません。四国や東海を中心として、ヒノキ花粉が多く飛ぶ所がある見込みです。花粉飛散のピークは過ぎつつありますが、花粉症の方は、黄砂だけでなく花粉対策も必要です。