ドジャース戦で先発したカージナルスのマイルズ・マイコラス投手【写真:ロイター】

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大谷にも2安打を許す

 米大リーグ・ドジャース大谷翔平投手は28日(日本時間29日)、ドジャースタジアムで行われた本拠地開幕のカージナルス戦に「2番・DH」でスタメン出場。本拠地デビューを迎え、スタメン発表でグラウンドに姿を見せると米ファンから大歓声が送られた。3打数2安打1四球、1三振。マルチ安打で7-1の勝利に貢献した。カージナルスの先発マイルズ・マイコラス投手は5回途中7安打5失点で1敗目を喫し、「彼らの打線は凄くいい」と試合後に語っている。

 強力打線を封じ込めるのは難しかった。初回、マイコラスは先頭ベッツに四球を与えると、2番大谷に右翼線二塁打を浴びる。大谷は走塁ミスでアウトになったものの、3番フリーマンにタイムリーを浴びて先制点を許した。マンシーの犠飛もあり、この回2失点。3回にはベッツに2号ソロ、フリーマンに1号2ランを被弾。5回1死から大谷に右前打を浴びたところで降板し、5失点だった。

 米ミズーリ州地元放送局「バリー・スポーツ・ミッドウェスト」公式Xでは、試合後の取材映像を公開。マイコラスは「悔やんでいる投球はいくつかある。本塁打もそうだ。フレディはそんなに上手く捉えたわけではなかったと思う。でも僕のシャープではない球を本塁打にするには十分だった」と投球を振り返った。

「彼らの打線は凄くいい」と舌を巻いているマイコラスドジャースは上位3人で8打数5安打2本塁打5打点。4つの四球も選んで9出塁、6得点だった。「良い球を投げなければいけない。初回、オオタニに対しては良い球を投げたけど、彼は引っ掛けるようにして一塁線を破った。フレディに対しても良い球を投げたけど打たれてしまった。不運だけどそれも野球」と語っている。

 マイコラスは開幕前、ドジャースを「小切手野球」と揶揄していたようで、MLB公式のカージナルス番ジョン・デントン記者はこれについて言及したマイコラスのコメントもXで紹介。「お金は物をいうでしょう? 自分は結局のところ敗戦側となった。ちょっとした毒舌で、それは何も悪いことではないと思う」と語ったという。

 他にも「ちょっと面白おかしく突いただけ。今回は負けてしまったけど、次は勝てるかもね」「ファンは(小切手野球発言を)楽しんだと思うよ。ウォーミングアップ中に僕に向かって(小切手野球)と野次ってくる人はたくさんいたし、楽しかったよ。試合に勝って『ほれ見たことか』って言いたかったけど、まだここではあと3試合残っているからね」とジョーク交じりの発言が広がったことに対して反応していた。

(THE ANSWER編集部)