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2月22日の「プレバト!!」俳句査定は現役アーティストたちが「カラオケ」のお題に挑戦!演歌の大御所や人気アーティストらがセンスを発揮する中、“歌詞丸パクり”の問題作に夏井いつき先生が激怒!まさかの破門宣告も飛び出した。

■「才能見つけた」その一方で...

小林幸子に関口メンディー(GENERATIONS from EXILE TRIBE)、演歌歌手の田中あいみら現役アーティストが勢揃いした今回。初登場で才能アリ1位を獲得したのは、デビュー30周年を迎えた超人気バンドGLAYのギタリスト・HISASHI!番組冒頭から「歌詞は30年書いてきたので」と自信を覗かせていたが、その言葉通り詩の香り漂う傑作が誕生した。

★才能アリ1位 72点
親友のしゃがれたエール忘れ雪    HISASHI(GLAY)

季語の"忘れ雪"は、春先の忘れた頃に降る雪のこと。「(親友が)上京を後押ししてくれるような歌を歌ってくれたのが忘れられない、というか...。北海道なので雪が忘れられなくて、そういう気持ちも入っています」

武田鉄矢をはじめ共演者たちからも共感の声が上がったこの句を、夏井先生も絶賛。「"しゃがれた"の一語で、大人になってからの友人、大人になってもずっと続いている友情、そういうものではないかとわかります。また"忘れ雪"によって『友情は忘れないでずっと続いていく』というメッセージも伝わります」と解説し、「今回はこの一句で、才能ひとつ見つけたかな」と太鼓判を押した。

一方で番組始まって以来の問題児となったのが、RG(レイザーラモン)。「朧月負けたらあかんで東京に」と詠んで才能アリ70点を獲得したのだが、これの中七・下五がヒット曲「道頓堀人情」の歌詞丸パクりであることが発覚し、夏井先生は「やっぱりそうだったんですね。これは全部歌詞なんですね?」と大激怒!

「作詞家の方に対してとてつもなく失礼。こんなものを許していたら表現の世界は成立しない」と怒りは止まらず、最後には「あなた、弟子じゃないけど破門です」と、まさかの破門宣告まで飛び出した。これによってRGの評価は、マイナス67点の"才能ナシ3点"に。あまりの低評価に共演陣はみな目を丸くし、RG本人は「破門はやり過ぎじゃないですか」と苦笑いしきりだった。

■特別永世名人・梅沢富美男、ついに!

特待生4級の武田鉄矢が「『なごり雪』君を見ないで歌い出し」の句で曲タイトルに季語の働きを託すアイデアを披露し1ランク昇格を決めた後、満を持して特別永世名人・梅沢富美男の査定へ。今年に入って俳句査定に5回登場した梅沢だが、"お見事!"査定は一度もナシ。5連続で"ガッカリ"査定→シュレッダーに泣いてきた。
だが、この日は違った。

★お見事!
らうらうと僧侶の美声花まつり    梅沢富美男

カラオケから僧侶のお経に発想を飛ばした一句。「4月8日のお釈迦様のお祭り"花まつり"のお経を聞いているうちに、なんと声のきれいなお坊さんだろう、いいお経を読むなぁ、この人はきっとカラオケで歌ったらうまいんだろうな、と思ったのを思い出して詠みました」

この句でやっと2024年初の"お見事!"を獲得し、番組を美しく締めた梅沢。思わずガッツポーズも飛び出し、「今年初めて...!」と感無量。MCの浜田雅功に「いや〜、久しぶり!久しぶりやからテンション上がって(シュレッダーのボタン)押そうかな」とイジられても「いやいやいや」と目じりが下がりっぱなし!

2月22日放送回はTVerでチェック!

次回、2月29日(木)の「プレバト!!」は...人気力士が勢ぞろいした 「俳句(お題は「回転寿司」)」と、全員が初挑戦の「スクラッチアート」才能ランキングを放送する。芸術性や文才など芸能人のあらゆる才能をプロが査定! 才能アリなら絶賛!才能ナシなら容赦なく酷評!浜田雅功が最強講師陣を率いてお届けする新しいカルチャースクール番組『プレバト!!』はMBS/TBS系で毎週木曜よる7時放送。