Xでバズり中の「乳製品のみアイス」、なぜ作った? 明治の担当者に聞いてみた。
「原材料、乳製品のみ」のミルクアイス・明治 Dear Milk(希望小売価格216円)が、今SNSで話題です。
Xでは「お高めのケーキ屋さんの生クリームをそのまま凍らせたような味」「アイスクリーム史上最高の発明なんじゃないか」といった声が。買ってみたという報告が毎日絶えません。
元乃木坂46の鈴木絢音さんも、公式Instagramのストーリーで「美味しすぎます」と絶賛しています。
美味しさの秘密とは? そしてなぜ「乳製品のみ」のアイスが生まれたのか? 明治の中の人に聞いてみました。
甘みはどこから?
話題になっている特長の一つが、味のフレッシュさ。Xでは、一般的なアイスのように原料に熱をかけることなく、水分を凍らせることで濃縮するという新技術のおかげで、このフレッシュさが実現されているのでは? と考察するポストが。なんと、2024年2月15日までに5.4万いいねを獲得しています。
明治のブランド担当者に聞いてみたところ、この新技術に加えて、独自の原材料の配合がフレッシュさのキーになっているとのこと。たとえば、やさしくてさわやかな甘みのもととなっているのは、独自開発の「十勝コンデンスミルク(加糖練乳)」です。
記載されている原材料名は、「乳製品(北海道製造)、(一部に乳成分を含む)」のみ。公式サイトによると、コンデンスミルクのほか、脱脂濃縮乳とクリームが使われているそうです。
開けてみると、思わず息をのむほど真っ白! いただきます。
まるで冷たい牛乳をごくごく飲んでいるようなのどごし。個人的に、お風呂上がりに食べたくなるような味です。甘みもしっかり感じますが、あと口のべたつきがほとんどありません。こんなにすっきりと食べられるアイスがあったなんて!
余計なものを入れないこだわりが、味わいからもひしひしと感じられます。でも、そもそも乳製品だけでアイスを作ることになったのはなぜなのでしょうか?
ブランド担当者によると、ミルクアイスは人気のフレーバーの一つであるものの、まだまだ伸びしろがあると考えていたとのこと。「ミルクアイスのスタンダードをつくりたい」という思いで、ミルク本来の味わいを最大限出そうと挑戦した結果、Dear Milkが誕生したそうです。
ミルクアイスへの熱い思いが実を結んだ一カップなのですね。
(東京バーゲンマニア編集部 馬場レオン)