「お金としっかり向き合って、心豊かな暮らしをするにはどうしたらいい?」年齢を重ねて、そんな風に考えている人も多いのではないでしょうか。ここでは、72歳・月5万円でひとり暮らし中のブロガー・紫苑(しおん)さんに、節約をしながらファッションを楽しむコツについて教えてもらいました。

サイズが合わなくなってもリメイクすれば大丈夫!

「おしゃれを楽しむのに必要なのは、頭と手を働かせること」と話す紫苑さん。紫苑さんは10年以上、着物ブログを続けていたほどの着物好き。とはいえ体に負担なく、気軽に着られるものでなければ着続けることはできません。そこで洋服も着物も積極的にリメイク!

【写真】着物の帯をシャツにパッチワーク

ドット柄のワンピースは昔からのお気に入り。サイズ的に着られなくなっていましたが、背中側に「足し布」をして延命!

上に羽織ったジャケットは、なんと綿のシャツの背中を切り取ってパッチワークしたものです。

着物もどんどんリメイク!ミシンは使わず手縫い派です

大好きな和服を、もっと気軽に着られるようにしたい! そこで、紬や小紋などは、ざっくりとしたワンピースやコート、チュニックに。一度リメイクして気に入らなければ、ほどいてさらに改造。ミシンより手縫い派なので、ほどくときもラクです。

さわやかな水色の着物は、一度はワンピースに。形がいまひとつ気に入らず、再度リメイクして、今はコートになっています。

素敵な帯は柄を活かして。帯そのものも「二部式」に!

リメイクせずに着物のままで着よう、と決めたものにもひと工夫。より気軽に着られるようにアレンジします。たとえば、名古屋帯はお太鼓と帯部分を分けた「二部式」に。リメイクシャツは身ごろに帯をそのままパッチワークしました。

『ゆとりある日々を過ごしている人の素敵なお金の使い方 2024年度版』(扶桑社ムック)では、今回紹介した以外にも、自分らしいお金の使い方で幸せに暮らしている人たちを紹介。そのほか、年金のもらい方、老後の安心な住まいなど、プロのアドバイスも満載です。