50代になると、なんだか疲れを感じやすくなった、体重は変わらないのにおなかまわりにお肉がついてきた…など、体の変化を感じる方も多いのではないでしょうか。それに加えて、子育てが一段落したり、親の介護が始まったり、仕事でのプレッシャーが大きくなったりと、環境の変化も多く訪れる時期です。「そうしたさまざまな変化と向き合う悩み多き50代だからこそ見直してほしいこと、それが食生活です」と語るのは、国内最大級のAI食事管理アプリ『あすけん』の管理栄養士である道江美貴子さん。

あすけんでは、無理なダイエットよりも、「栄養バランスよく食べること」「カロリーよりも食事の質」を重視しています。
『あすけん公式 50代からの食べやせ術』(扶桑社刊)より、食生活を見直し、無理なく体を整えたTさん(55歳)の実例をご紹介します。

【写真】20か月で無理なくマイナス10kg

甘いもの中心の食生活を和食に切り替えて10kg減!

食べること、とくに甘いお菓子やパンが大好きだったTさん。身長158cmで体重は60kgオーバーに。洋服のサイズは13号になっていました。
「愛用の補正下着も苦しくなって。でも買い替えるのは惜しい! と、食生活の見直しを始めました」
あすけんを活用しながら、糖質と脂質が多い食生活を改め、良質な炭水化物とタンパク質を摂るようにしたら、2年弱で10kg減!

食べる前に「量」を測る習慣をつけたのも功を奏した

「キッチンスケールをダイニングテーブルへ置きっぱなしにしておき、食べる前に量る習慣をつけたら、必要な栄養素やカロリーをコントロールできるようになりました。炭水化物は、1日の上限の中で食べる量を調整。タンパク質も植物性と動物性をバランスよく食べるようにしています。しっかり食べているのに、35%あった体脂肪率が30%に。腰回りと気になっていた上半身がスッキリしました」
今では9号のスカートがはけるようになり、洋服を買うのが楽しくなったそう。

現在の食生活(一例)

マイナス10kgをキープしているTさんが、1日で食べているものを紹介。Tさんはあすけんを使い、AIが提案してくれる管理栄養士監修のダイエットアドバイスをもとに、食べる内容や量を調整しています。

●朝食

オートミールご飯、焼きのり、目玉焼き、納豆1/2パック、みそ汁、ゆでブロッコリー

自家製「オートミールご飯」は、オートミール22.5g、お米72gの上に焼きのりをかけたもの。これを基本に炭水化物の摂取量を調整しました。

 

●昼食

オートミールご飯、焼きのり、残り物のおかずやお惣菜、みそ汁、レンチンキャベツ、リンゴ酢の豆乳割り

●夕食

オートミールご飯、焼きのり、肉料理か魚料理、トマト、リンゴ酢の牛乳割り

●間食

果物(バナナ)、ベビーチーズなど

 

「ケーキ類は自宅では食べずに、外食時のみとしています。合わせるのはブラックコーヒーなど砂糖の入っていない飲み物に」

多少のカロリーオーバーより栄養バランスを重視したというTさん。また、外食の際は好きに楽しむなど、ルールを決めすぎないことが、無理のない食べやせにつながりました。

「体重はキープし、体脂肪率を減らすことが次の目標です。『やせ』ではなく『健康』なボディを維持したいと思っています」

このほかにも、おいしく食べて無理なくやせた人たちのインタビューや、栄養士考案の簡単レシピ、知っておきたい食べやせ知識などが満載の『あすけん公式 50代からの食べやせ術』(扶桑社刊)が現在発売中です。