2年前に都市部から自身の地元にUターン移住をしたライターの満島みちさん。満島さんは、移住を機に専業主婦になりましたが「家にいながらでも収入を得たい」とブログを始め、今ではオンライン秘書とwebライターの在宅ワーカーとして働くようになったそうです。ここでは、在宅ワークの魅力や、どのようにしてなったのかレポートしてくれました。

 子育て中のママと在宅ワークは相性がいい!?

現在、4歳の娘が幼稚園に行っている時間を中心に、0歳8か月の息子を自宅でみながら、オンライン秘書とwebライターとして働いています。在宅ワークをするようになっていちばん感じていることは、「子育て期との相性のよさ」。

子どもが小さいうちは体調を崩したり、急に予定が変更になることも多いですよね。外で働いていると勤務先に連絡がきて早退したり、朝からお休みの連絡をしなければいけなかったり。悪いことではないのに、職場に迷惑をかけてしまう、連絡するのがおっくう、という声も多いです。

でも、在宅ワークであればお仕事を自分で調整できたり、柔軟に対応することが可能になり、周りの方に迷惑をかけるという気持ちもかなり抑えられます。また、「小1の壁」と言われる変化にも在宅ワークであれば対応しやすいです。

在宅ワークへのきっかけはブログ

Uターン移住をした当時、娘は2歳。都市部で暮らしていた頃は、会社員・パート時代から保育園に預けながら働いていましたが、移住後はすぐに保育園に入ることが難しそうだったことや、新生活にゆっくりと慣れさせてあげたいということ、第2子を考えていたこともあり、専業主婦になることを選択しました。

とはいえ、働いていた生活から一転、専業主婦になると自分からの収入はゼロ。もともと働くことは嫌いではなく、むしろ自分は専業主婦に向かないタイプだと思っていたので、娘を自宅保育しながら「家にいながらでもなにか収入を得る方法がないか?」と思い始めました。

そこで、目をつけたのが「ブログ」です。移住前から「専業主婦でも収入を得られる方法」を調べていて、そこでママブロガーであり在宅フリーランスとして働かれている方が主催するブログ講座を発見。最初は、「自分がブログ? ブログから収入?」と、用語を含めて分からないことだらけでしたが、思いきって応募してみることにしました。

約3か月間の講座を経て自分のブログをもち、コツコツと積み上げていく日々。文章を書くことが嫌いだったり苦ではなかったので、自分の資産としてつくり上げていくのが楽しかったです。ブログはすぐに結果や収入が得られるのは難しいですが、読者の方の反応や少しでも収入を得られるようになり、うれしさを感じました。

さらなる収入を求めて、たどり着いたのは…

とはいえ、ブログだけで安定した収入を実現するのはなかなか難しいところ。そこで、ブログと並行して「在宅ワーク」に興味を持ち、在宅ワークをしている人・目指す人たちが集まるオンラインコミュニティに参加することにしました。

そのコミュニティで、在宅ワークに関する情報交換や、実際に仕事にしている人たちのリアルな話を聞けたことで、「私も挑戦したい」という思いになりましたが、在宅の仕事にいくつか応募するものの、なかなか採用まで至らず…。

そして、娘が3歳になり、幼稚園の年少さんの1つ下のクラスに通い始めました。幼稚園は平日9時〜14時半まで。そのタイミングで私も週3日くらいパートを始めようかと求人を見ていたところ、地元の企業で在宅でのデータ入力の仕事(業務委託)を見つけました。

応募して仕事が決まったのですが、そのタイミングで妊娠が発覚! 幸い、つわりはそんなに酷くなかったので少し調整させてもらいながら続けましたが、出社する形の仕事で採用が決まっていたら、妊娠したことを伝えた時点で採用が取り消しになっていたのではないかと思います。

データ入力の仕事は、繁忙期が終わったこともあり、出産1か月前くらいで一旦お休みというかたちになりました。

現在はオンライン秘書やwebライターとして活動

そして、その後無事に第二子を出産。産後は「子ども2人を保育園に預けて在宅での仕事をしたい」という想いがあったので、所属を続けていたオンラインコミュニティで情報交換や学びを続けて、オンラインで在宅ワークの基礎を受講し、今も続けている「オンライン秘書」の仕事と出合いました。

仕事を始めたときは産後3か月くらいだったということもあり不安でしたが、5か月が経った今もほかのメンバー2人と一緒にクライアントをサポート・応援する日々を楽しく過ごしています。

会社員・パート時代と比べると収入はまだまだですが、今の働き方・仕事が好きで、とても充実した時間を過ごしています。きっかけになったUターン移住ができたこと、Uターン移住を決断してくれた夫に感謝しています。

私の場合はUターン移住がきっかけで「オンライン秘書×webライター」という在宅ワーカーになりましたが、きっかけはなんであれ、働き方の1つとして「在宅ワーク」を選択肢に加えてみるのも1つの案ではないでしょうか。