優しげなルックスとは裏腹に骨太なマインドと男気を兼ね備え、数多くの作品で活躍する俳優・高杉真宙さん。放送中のドラマ『となりのナースエイド』で天才外科医を演じる高杉さんに、作品や「自分時間」について聞きました。

高杉真宙さんインタビュー。「外科医の細かい動きや姿勢も再現できたら」

現在、日本テレビ系列にて放送中のドラマ『となりのナースエイド』で、天才イケメン外科医・竜崎大河を演じている高杉真宙さん。医療ドラマへの参加は2022年の『PICU 小児集中治療室』に続いて2作目。前作は救命救急医、今作は外科医という役どころです。

【全身写真】花束と高杉真宙さん

「同じ医師の役でも、その中身は全然違いますね。今回は外科医で手術シーンが多いのですが、やっぱり難しいです。事前に大まかな動きは教えていただきますが、長年携わっている人が無意識に行っている動きや姿勢などは、その都度細かく質問しないとわからないことも多くて…。たとえば、長時間にわたる手術のときには疲れない体重のかけ方などもあるそうで、奥が深いなと思いますし、そういった部分まで再現できたらと思います」

●見え方は監督さんやスタッフさんにおまかせしています

台本に書かれている病気や手術の内容についても自身で調べたり、専門家に質問して理解することで、「やっと役が入ってくる」と演技へのひたむきな姿勢をのぞかせる高杉さん。今作では、実際の高杉さんより少し年上、さらに「イケメン」という肩書きもついています。

「最初はそこが難しいかなと思ったのですが、撮影が始まった今はもう全然気にしていません(笑)。29歳の、年上っぽい感じは出したいですが、それ以外は監督さんやスタッフさんが見え方をしっかり気にしてくれて、カメラ越しに『もっとアゴ引いて! ちょっと引きすぎ!』など、細かく指示をくださるのでおまかせしています」

僕の部屋は大河先生ほどキレイじゃない(笑)

クールに見えてじつはオタクというギャップがあるのも大河先生の魅力。3話で明かされる自室の様子には、高杉さん自身を思い浮かべる人も多そうです。

「あ〜、そうですね(笑)。僕も漫画やアニメ作品が好きで、自宅にもいろいろ置いていますから。でも、あんなにキレイじゃない…いや、ドラマの部屋もけっしてキレイではないんですけど、僕の部屋はもっと汚いので(笑)。それでも『自分ではなにがどこにあるかわかる』みたいな大河先生のセリフにはすごく共感しました。

僕の部屋をひと言で言うと“フリーダム”! 大好きな漫画も、読んだら読みっぱなしで、少し増えるとどこに行ったかわからなくなっちゃう。そもそも捨てていいものがわからない、“捨てられない人”なんですよ。本当に整理整頓が苦手だからESSEを読んで勉強した方がいいかもしれないですね(笑)」

●観終わったあとに友達や家族と“考察”してもらえたらうれしいです!

2月を迎え、ドラマは主演の川栄李奈さん演じるナースエイド・桜庭澪の過去が明らかになるなど、目が離せない展開に。

「コミカルで観やすい作品ですが、同時にサスペンス要素もあるドラマなので、そこはぜひ“考察”していただけたら。放送後は家族やお友達と話題にしていただけるようなドラマを目指してがんばるので、ぜひ観ていただけたらと思います!」