年齢を重ねるにつれて、やせにくくなったと感じている方も多いのでは? そこで今回は、ダイエットカウンセラーのおにゃさん考案の「たんタンダイエット」を参考に、炭水化物の取り方を変更して-10kgを達成した、しのさん(50歳)についておにゃさんに教えてもらいました。

炭水化物の取り方を変えて、4か月で10.2kgの減量!

大好きな白ご飯を、もち麦や雑穀を混ぜた「茶色いご飯」に変更。かみごたえがあり自然と「よくかむ、ゆっくり食べる」になって、まず早食べのクセが解消したというしのさん(50歳)。

タンパク質や野菜もきちんととっていたら、あっという間にウエスト12cm減、ベルトの穴4つ分細くなりました。

また、甘いチューハイから「無糖」と書かれたチューハイに変更しましたが、夕飯時に1本飲む習慣はそのまま続行。おにゃ式では、お酒はやめずにOKなのがいいですね。

キーワードは「茶色」。太らない炭水化物のとり方

ダイエットでは、炭水化物(糖質)をとってはダメと思っていませんか? 食物繊維が豊富な「茶色いご飯」や「茶色いパン」をなるべく多くとりたいところ。食事の楽しみも広がります。

●炭水化物抜きの食事はNG!

炭水化物(糖質)は、生きていくうえで必要不可欠な栄養素。厳しく制限してしまうと、「低血糖症」を引き起こし、頭痛や倦怠感、眠気などの不調が現れたり、体が飢餓状態だと思い、逆に脂肪をためようとしちゃうんです!

では、どんなふうに炭水化物をとればいいかというと、カギは血糖値の上昇率の指標となる、「GI値」。 GI値が高いものほど急に血糖値が上がりやすく、脂肪がつきやすいのです。白米や白いパンなど、炭水化物は精製度が高いものほどGI値が高く、玄米やもち麦や雑穀を混ぜた「茶色いご飯」や、ライ麦パンなどの「茶色いパン」は低めです。

そして低GI値の食品は、ビタミン、ミネラルが豊富。食物繊維も豊富。栄養価がすごーく高いんです。ちなみにもち麦の食物繊維量は白米の20倍。食物繊維といえば、便秘予防になるともいわれていますよね。

ご飯派は、こんな茶色いご飯を試してみて

<雑穀>

キビやアワ、ヒエや麦などの総称。数種類をブレンドして、白米と一緒に炊きやすいよう加工したものが、市販されています。

<玄米>

米のもみ殻を取り除き、胚芽やぬかが残った状態のお米。普通の炊飯器で炊け、食べやすい「発芽玄米」がおすすめ。

<もち麦>

麦のなかでも適度な粘りがあり、白米と相性がいい麦の種類です。丸麦、押し麦、米粒麦など、加工方法はいろいろ。好みで選んで。

『炭水化物とタンパク質で50 代が続々10kg以上やせ! たんタンダイエット』(扶桑社刊)を抜粋し、再編集したものです