コロンビア・ボゴタのエルドラド国際空港で欧州されたカエル。ボゴタ環境当局提供(2024年1月28日撮影)。(c)AFP PHOTO / BOGOTA'S ENVIRONMENT SECRETARY

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【AFP=時事】コロンビア当局は29日、首都ボゴタの空港から密輸されるところだった毒ガエル130匹を押収し、所持していたブラジル人の女を逮捕した。

 カエルは体皮がカラフルなヤドクガエルで、フィルムケースに入れられていた。女はパナマを経由でブラジル・サンパウロ(Sao Paulo)へ向かう予定だった。

 ボゴタの環境当局がメディアに提供した動画によると、女は「現地の人が贈り物としてくれた」と主張している。

 ヤドクガエルは体長は5センチ以下。エクアドルやコロンビアの太平洋沿岸地域や、その他の中南米の湿潤な森に生息する。

 ボゴタ警察によると、絶滅危惧種であるヤドクガエルは「国際的に人気」で、コレクターには1匹1000ドル(約14万7000円)ほどで売却されるという。

 警察は、「野生動物を密猟」をしたとして女を逮捕。身柄は検察に送られた。

【翻訳編集】AFPBB News

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