食材は無駄なく買って、使いきる。これが健康的で経済的な食生活の基本です。買い物から帰ったら、すべて重さを量り、価格と一緒に記録。切ったり分けたりの下ごしらえをして、すぐに使えるようにして保存。そのルーティンが家計管理にも反映されます。ここでは、家事アドバイザーの山崎美津江さん(74歳)に、暮らしのルールを教えてもらいました。

山崎さんの「崎」は、正しくは「たつさき」

買い物は夫が担当。まずは、すべての重さを量って記録します

「食材も日用品も、適量を知ってしっかり消費すること」。買ってきたキュウリやサツマイモは何グラム? 生鮮食品は必ず重さを量り、豆乳などの液体はパッケージをチェック。あとでレシートと照合しながら家計簿ソフトに入力します。そのあと下ごしらえを。

タマネギはよく使う形(薄切りとくし形切り)に分けて冷凍保存。使いたい分だけ取り出せて便利です。

最近愛用しているのが、野菜の鮮度をキープする「コジット 米ぬかの力 鮮度保持袋」。米ぬかの成分が配合されていて、生鮮野菜を長もちさせてくれるうえ、洗って使える経済性も気に入っています。

冷蔵庫の中は引き出し式。だれが見てもわかるように

毎朝必ずつくるスムージーの材料、すぐに食べられる即席漬けやおかずの残り。どちらが見てもわかるように、冷蔵庫の中身を分類して、小さなトレーを使った引き出し式に。こうすれば奥に入れたものが忘れ去られる心配もありません。

ドアポケットも整然と。液体調味料は小分け容器に入れてラベルをはっておきます。器をそろえればスペース効率もアップ。ここで役に立つのが、100円ショップのプラスチックの仕切り。転がりやすいチューブの辛子なども立てておけます。

毎朝スムージーをつくります。ショウガやニンジンは買ったらすぐにフードプロセッサーで細かくして容器に。プロテインやモロヘイヤなどと一緒に保存します。豆乳やトマトジュースはドアポケットに。

年齢は取材当時のものです