家でも子どもには、のびのび遊ばせてあげたい。とはいえ、転んでケガをしたり、床にキズがついたりするのも心配。日刊住まいライターは、長女の出産を機に、フローリングにタイルカーペットを敷きつめたキッズスペースをつくりました。クッション性があるので、この3年半、転んでもケガをしたり泣いたりすることもなし。床もきれいな状態をキープできています。採用してよかった理由をレポート。

子どもが安全に遊べる部屋をつくりたい

筆者は妻と子ども2人(長女3歳と二女0歳)の4人家族。2017年に工務店で注文住宅を建てました。

入居当初は、2階の一部をサブリビングとして使用していましたが、長女の誕生に合わせてキッズスペースとして使用することにしました。しかし、無垢フローリングのままでは心配なことが。動き回る長女が床に頭をぶつけてケガをしないか、ヒヤヒヤしながら見ていました。

そんなときに、各部屋がカーペット仕様の姉の家を訪問。子どもたちがカーペットの上で自由に遊びまわるのを見て、「これだ!」と思ったのです。

 

敷いたタイルカーペットは9畳で6万5000円

そして、比較的安価でさまざまな形状や、広さの部屋に使用できるものはないかとネットで探し、行きついたのがタイルカーペットでした。

筆者が選んだのは40cm四方のもの。ネットショップで購入しました。9畳の部屋を敷きつめるのに必要な枚数は87枚。1枚あたり750円だったので、税込みで総額6万5000円ほどでした。

並べるだけで簡単に設置完了。見栄えもよい!

筆者が購入したタイルカーペットは、裏面に滑り止め加工のある、ノリづけが不要のもの。ですから、タイルカーペットを並べるだけで、簡単に設置できました。また、いつかフローリングに戻すことがあっても、すぐに対応できます。

ちなみにタイルカーペットは、カッターで簡単に切れます。ですから、部屋の隅もきれいに仕上げることができました。

 

子どものケガや床のキズから守ってくれる

筆者は、キッズスペースを公園やキャンプ場のような空間にしたいと思い、芝生に近い黄緑色のタイルカーペットを選びました。子どもはこの上で飛んだり走ったり、のびのびと遊んでくれています。

また、タイルカーペットはクッション性があるため、ちょっと転んだぐらいなら、ケガの心配もありません。実際に3年半ほど使用していますが、これまでキッズスペースで遊んでいてケガをすることはなく、転んで泣いたこともほとんどありません。

表面はじゅうたん生地のため、肌触りがとてもよいです。ついつい寝転がりたくなるような感触。生まれて間もない二女もタイルカーペットの上で、ゴロゴロしながら遊んでいました。

オモチャで床にキズがつく心配もない

また、タイルカーペットを敷いていれば、子どもがオモチャで遊んでいても床にキズがつく心配もありません。まだ子どもが小さいと遊び方も豪快ですから、オモチャ箱をひっくり返してオモチャをすべて出すのは当たり前。ときにはオモチャを落としたり投げたりすることもあります。

筆者の家は床にパイン材を採用しています。パイン材は柔らかい素材のため、キズがつきやすい特徴が。それでもタイルカーペットを敷いているおかげで、今でもキッズスペースの床は、きれいな状態を保つことができています。

 

デメリットをあげるならはずしての掃除が大変なこと

タイルカーペットの唯一と言ってもいいデメリット、それは掃除です。タイルカーペットの設置が簡単とお話ししましたが、さすがに掃除のたびに毎回タイルカーペットを、1枚1枚外してフローリングを掃除するのは面倒です。

しかし、タイルカーペットを敷いているおかげなのか、フローリングにホコリがたまることはほとんどありません。そのため、わが家ではフローリングの掃除は数か月に1回程度。普段はタイルカーペットの上を、掃除しているだけですんでいます。

以上、わが家のキッズスペースで使用しているタイルカーペットを紹介しました。これからは長女だけでなく二女も歩き始めてオモチャで遊ぶことでしょう。ですから、きっと今後もタイルカーペットが大活躍すると思います。