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 ロベルト・レヴァンドフスキとFCバルセロナ。2022年にミュンヘンの地からカタルーニャに渡った際、ポーランド代表にとってこの移籍は完璧にマッチしているように見えた。実際に移籍初年度となった昨シーズンでは、公式戦46試合に出場して33得点を記録。バイエルン時代と同様にラ・リーガ得点王という個人タイトル、そしてリーグ優勝をここでも果たすことに成功した。

 その得点数のみならず、ベンチスタートがわずか1試合しかなかったという事からも、いかにバルセロナがレヴァンドフスキに依存していたかが見て取れるというものだが、今シーズンはそれと比較して出場した23試合で得点は12のみ。1得点あたり169分を要していることになり、これは昨シーズンの120分に1得点平均と比較しても低下は明らかで、途中からの出場は4試合と以前とは重要度が異なる点がみてとれる。

 その理由となっているのがライバル達の存在、フェラン・トーレス(23歳)、昨夏アトレティコからレンタルしたジョアン・フェリックス(24歳)、そして冬に迎え入れたヴィトール・ロケ(18歳)、ら一回り若いストライカー達の台頭だ。その年齢もさる事ながら高い俊敏性は、現在のバルセロナのプレースタイルにおいて非常に有利に働いており、フェラン・トーレスは先日のベティス戦でのハットトリックなど効率よく得点、またジョアン・フェリックスも途中出場からすぐに得点を決めるなど、攻撃陣を盛り立てているところ。

 一方でスポルトが伝えたところではレヴァンドフスキは、この試合でシュートもさほど打てず、プレーを繋げることもあまりできず、ドリブルも仕掛けられず、ロストは多く、パス総数は12本でうち5本だけ成功していたという。また若手ヤマルとの握手を拒否するなど、プレーのみならず全体的にチームから浮いた印象を与えているともいえるだろう。果たしてバイエルンで絶対的地位を気づいていたベテランストライカーが、ここからどう逆襲をみせてくるのか見ものだ。

 実際バルセロナにとっても、本来のレヴァンドフスキの姿を待ち望んでいることは明らか。言い換えるならばそれができなければ、再びバルセロナは今シーズンを無冠で終えてしまう可能性があるだろう。スーペルコパではすでに敗退、コパ・デル・レイではアスレティック・ビルバオとの準々決勝が控えており、リーグ優勝争いではレアルとジローナに大きく溝を開けられ、チャンピオンズリーグでは初戦をナポリと迎えるが優勝となるとさほど期待されているわけではないのだ。