後半は堂安(手前)を急先鋒に攻勢を仕掛けたが、あと一歩及ばず。日本はイラクに1−2で敗れ去った。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部/現地特派)

写真拡大

 現地1月19日、日本代表はアジアカップ2023のグループステージ第2戦でイラクと対戦し、1−2で敗れた。
【PHOTO】スタジアムを華やかに彩る! アジアカップを盛り上げる美女サポーターを特集!

 開始5分に勢いのままに攻め込まれ、GK鈴木が弾いた球をアイメン・フセインに頭で仕込まれて早々に失点。その後はボール支配で圧倒してイラクを押し込むも決定的なチャンスを掴めずにいると、逆に前半終了間際にふたたびフセインにゴールを割られた。

 後半もなかなか攻撃は好転しない。67分に浅野がPKを得たかと思われたが、これはVARで取り消しに。人海戦術でも苦境を打破できず、攻守両面で精彩を欠いた日本。終了間際にCKから遠藤が1点を返したものの一歩及ばず、グループD最大のライバルに1−2の敗北を喫した。
 
 韓国メディア『OSEN』は「日本が新たな“ドーハの悲劇”に沈む」と報じつつ、決勝トーナメント1回戦での日韓戦実現に警戒を強めた。「韓国が属するグループEの1位とベスト16で対峙するのは、グループDの2位だ。韓国が首位通過して、日本が最終節でインドネシアに勝って2位通過すれば、早々にライバル対決が実現する。その可能性が一気に高まった」と記した。

 さらに同メディアは「誰もこんなに早いタイミングでの日韓戦を望んではいない。AFC(アジア・サッカー連盟)も興行面を考えれば手痛い展開だろう」と指摘。そのうえで「もし実現したならば、日韓のどちらかがベスト8を前に大会を去ることになる。どちらが敗れても国民からの莫大な批判に晒されるだろう」と予測した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部