羽田空港衝突事故を受け国内・国際線が欠航に 年始のUターンラッシュへの影響は?
1月2日、羽田空港で日本航空と海上保安庁の航空機が衝突して炎上した事故で、1月3日運輸安全委員会の調査官は、海上保安庁の航空機のフライトレコーダーとボイスレコーダーを回収したと明らかにしました。日航機については捜索中としています。
運輸安全委員会は、航空事故調査官6人を派遣して原因究明と再発防止に向けた調査に乗り出しています。
一方、警視庁は、1月3日業務上過失致死傷の疑いで現場となったC滑走路を検証、また炎上した日航機の検証を始めました。警視庁は、東京空港警察署に捜査本部を設置して今後関係者への事情聴取を行うなど捜査を本格化させます。
東京消防庁も1月3日、火が出た原因を特定するため炎上した2機を調べました。
事故を受け、1月2日の国内線は日本航空が羽田を発着する40便以上を全日空が羽田を中心とする50便以上をそれぞれ欠航しました。国際線も一部に欠航がありました。
こうしたなか、年末年始をふるさとや行楽地で過ごした人たちのUターンラッシュが1月3日ピークを迎えました。JR宇都宮駅近くの高速バスの停留所では、バスを利用して宇都宮から羽田空港に向かう人たちの姿がありました。
高速バスを運行する関東自動車によると、1月3日に乗車する予定だった複数の客からキャンセルがあったということです。