【カスハラを“神客”が撃退】クレーム対応中に割り込んできたマダムがまさかの“神対応”！「見事な声掛けに感激」【漫画家に聞く】
近年社会問題として広く認知されるようになった「カスタマーハラスメント(カスハラ)」。接客業の方にとっていつ自分が巻き込まれるかわからない悩みの種となっている…。接客業でのエピソードを漫画で公開しているタジマオオカ(@pu92yu)さんもその一人。今回は、クレームを言い続ける客の対応中、救いの手を差し伸べてくれた“神客”のエピソードを紹介する。
■クレームを言い続ける客のそばにやってきたマダムの発した思わぬ一言
普段からカスハラに遭いやすいことを自覚しているタジマさん。カスハラの対応に苦慮していると、上品なマダムがビシっと一言。機転を利かせて救ってくれたのが漫画で紹介している“神客”だった。
この時の心境について、タジマさんは「絡まれている状況で、間に割って入ってくる方というのは本当に稀なので、最初は『えっ？』と呆気にとられました。助けていただいたあとは、ありがたい気持ちと同時にお客様にこんなことをしていただいて申し訳ないという思いもありました」と振り返る。
また、このマダムの一見クレームのように思える助け方は、「これは、漫画の表現力が足りてない部分がありまして…。一見クレームのような言い方ですが、声のトーンや雰囲気から私へのクレームではないことがすぐわかりました。ですが、このように助けてくれるとは全く考えていませんでした。同業者の方か接客の御経験がある方なのかな？と思いました」とコメント。
漫画のその後について尋ねると、「助けてくださってありがとうございました、とお礼を伝えさせていただきました。助けてくれたお客様はすぐにその場を離れてしまい、特に何かを話したということはありません。私のなかではとてもありがたく、大きな出来事でしたが、この方にとってはごく自然な行動だったのだと思います。そういった部分でも素敵な方だと思いました」と明かしてくれた。
この漫画は、当時SNS(旧：Twitter)に投稿した際、19万いいねが集まったという。「多くの方は良識のある優しいお客様です。そういったお客様に出会えたり話したりしていると『人っていいな』と思える瞬間があって、それが販売の仕事を続けるモチベーションになっています」とタジマさんも語っていたが、こうした温かいやり取りが増える世の中になることを期待したい。
■取材協力：タジマオオカ(@pu92yu)
