「考えすぎること」「怒ること」への向き合い方を解説します(出所:ココロの友だちにきいてみる)

夫のうつ闘病体験を描いた『ツレがうつになりまして。』で知られる漫画家・イラストレーターの細川貂々さん。細川さんが「生きづらさ」を抱える人たちに対するアドバイスとしてすすめるのが「ココロの友だち」に気持ちをはき出す「友だち日記」です。今回は「考えすぎること」「怒ること」についての向き合い方を細川さんが解説します(全2回の2回目/最初から読む)。

※本稿は細川さんの新著『ココロの友だちにきいてみる』から一部抜粋・再構成したものです。

友だち日記の書き方






(出所:ココロの友だちにきいてみる)

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●考えすぎることについて

私はふだんいろいろ考えすぎて失敗することが多いです。考えても答えの出ないことをずっと考えるので、モヤモヤした時間も長くなります。ひどいときは考えすぎて疲れて寝込んだりします。

そういうことがたびたび起こるので考えていることを言葉にすることにしました。





(出所:ココロの友だちにきいてみる)

考えても答えがわからないときは「保留」しよう

私はなんでもすぐ立ち止まって、

考えて悩んじゃう。

そして答えがわからないと、

身動きがとれなくなる。

ずっとそこに立ち止まってると、

ネガティブ思考クイーンがでてきて、

次々とうしろ向きなことを

言ってくるので前に進めなくなる。

どうしたらいいかわかんなくなる。

暗い気持ちでいっぱいになって、つらくて苦しくなる。

考えても答えがわからないときはとりあえず保留しよう。

●怒ることについて

私はちょっとしたことですぐ怒る。怒ると心臓がドキドキして体が緊張して言葉も乱暴になる。思ってなかったようなことも言ってしまう。そういうことを少しでもなくしたい。





(出所:ココロの友だちにきいてみる)



(出所:ココロの友だちにきいてみる)

怒っているときは不安、何に不安なのかを考えてみる

私の場合、


「どうせ言ってもわかってもらえない」

と思ってるので、ギリギリまでがまんして、

キレると止まらなくなる。

それで人をきずつけることも多かった。

いつも不安で心配なので、ほうっておくと、

「怒りスイッチ」はすぐ入る。ムカッとする。

でも、それは人には言えない。

いつも怒ってる人だと思われたくない。それでがまんして、かんにん袋をふくらませる。

いつもイライラしてた。


(出所:ココロの友だちにきいてみる)

(細川 貂々 : 漫画家・イラストレーター)