河井夫妻の大規模買収事件をめぐり、判決が確定した安芸太田町議が失職しました。現職では初めてです。

最高裁判所などによりますと、安芸太田町議の矢立孝彦被告（７０）は河井元法務大臣から２０万円を受け取った罪に問われ、広島地裁で有罪判決を言い渡されました。

高裁への控訴と最高裁への上告はともに棄却されていて、先月２９日には異議申し立ても棄却されました。

これを受けて矢立被告の有罪判決が確定し、１日付で安芸太田町議を失職しました。

矢立被告の弁護士によりますと本人は「主張が認められず残念だ」と話していたということです。