(NY時間11:07)
ピュア・ストレージ<PSTG> 32.27(-5.67 -14.94%)

 データストレージのピュア・ストレージ<PSTG>が大幅安。前日引け後に8-10月期決算(第3四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を上回った。利益率も予想を上回っている。ただ、株価は冴えない反応。ガイダンスを嫌気している模様。第4四半期、通期とも売上高の見通しが予想を下回っていた。

 アナリストからは期待外れだったとの声が多い。第3四半期は好調だったものの、顧客のサブスクリプション選択が増える中、見通しは大幅に下振れした。同社は、大口注文の遅れと「Evergreen//One as a Service」の提供における24年度の逆風についてもっと率直に説明すべきだったが、マクロ環境が厳しさを増す中で、顧客がサブスクリプションを選ぶという根拠は理に適っていると指摘している。

(8-10月・第3四半期)
・1株利益(調整後):0.50ドル(予想:0.40ドル)
・売上高:7.63億ドル(予想:7.61億ドル)
  製品:4.53億ドル(予想:4.55億ドル)
  サブスク:3.09億ドル(予想:3.04億ドル)
・粗利益率(調整後):74%(予想:72%)
・営業利益率(調整後):22.2%(予想:17.7%)

(11-1月・第4四半期見通し)
・売上高:7.82億ドル(予想:9.23億ドル)
・営業利益率(調整後):19.0%(予想:21.1%)

(通期見通し)
・売上高:28.2億ドル(予想:29.6億ドル)
・営業利益率(調整後):16.0%(従来:15.5%)(予想:15.7%)

【企業概要】
 顧客がデータの価値を最大化できるよう、革新的で破壊的なデータストレージ、製品、サービスを提供する。データの消費・活用方法の簡素化を促進し、ミッションクリティカルな本番環境、テスト・開発環境、分析環境、バックアップ・リカバリ環境、AI・機械学習環境など、幅広い用途に対応する。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美