混ぜて焼くだけ!いい香り~♡「ふわふわ紅茶の台湾カステラ」に挑戦♪溶けていくような口当たりに感動

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筆者は元パティシエです。なので、お菓子を作るのも食べるのも大好き♡お菓子作りのYouTube動画をときどき楽しんで見ています。最近気になったのは、料理研究家ゆかりさんの「ふわふわ紅茶の台湾カステラ」。6つの材料だけで、ふっくら焼きめがおいしそうな「紅茶味の台湾カステラ」が作れるらしい…。元パティシエとして、これは素通りできません。ゆかりさんのレシピにトライします!

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料理研究家ゆかりさんは、登録者数126万人のYouTubeチャンネル「料理研究家ゆかりのおうちで簡単レシピ/Yukaris Kitchen」を運営中。簡単でおいしい料理やスイーツのレシピ、作る際のコツなどを分かりやすく伝えています。

そんな、ゆかりさんのレシピでわたしが気になったのが、「ふわふわ紅茶の台湾カステラ」。
元パティシエなのでお菓子作りはよくしますが、材料6つで作ってしまうとは。しかも混ぜて焼くだけでいいなんて、夢のよう!
さっそく作っていきますよ♪

料理研究家ゆかりさん考案「ふわふわ紅茶の台湾カステラ」の材料と作り方



【材料】
卵…4個
薄力粉…70g
サラダ油…50ml
牛乳…70ml
グラニュー糖…60g
紅茶の茶葉…4g

卵はMサイズを使用しました。Lサイズの場合は、3個でOKということです。
グラニュー糖がない場合、白砂糖で代用OKということ。
茶葉に関しては何でもいいそうで、ゆかりさんはアールグレイを使っていました。わたしは家にあった銘柄不明の紅茶の茶葉にしました。

ゆかりさんは15cmのスクエア型を使用していますが、わたしは18cmのスクエア型しか持っていなかったのでこちらを使って作りますよ。

作り始める前に生地を流す型を準備します。

縦30cm×横30cm程度のオーブンシートまたはクッキングシートを用意し、広げます。
オーブンシートの中央にスクエア型を置き、型に合わせて外側から軽く折り目をつけます。
右側も折り目のようなものがついていますが、これはオーブンシートから切り離した際についたものです。無視してください。



型を外し、軽く折り目をつけた位置にしっかりと折り目をつけます。



オーブンシートを広げて、折り筋に沿って下記のように4か所に切り込みを入れます。底の部分よりも少し深めに切り込みを入れましょう。





切り込みを入れた部分のオーブンシートが重なるようにスクエア型に敷きます。





その際、切れ込みを入れた部分が余るのでもう一辺のシートと一部重ねるように後ろに沿わせます。



オーブンシートをスクエア型に入れたところです。
スクエア型よりオーブンシートが3cmほどはみ出ている状態であればOKです。

わたしは18cmのスクエア型を使用したため、はみ出した長さは1cm~2cm程度でした。





ではさっそく作っていきます。

【作り方】

1.  耐熱容器に茶葉、牛乳の順に入れ、軽くかき混ぜます。

2.  電子レンジ600Wで1分加熱し、よく混ぜたらラップをして5分程度蒸らしましょう。
そうすることで牛乳に紅茶の茶葉の香りをしっかりと移すことができるんだそう。



3.  卵を白身と黄身に分けていきます。白身は大きめのボウルに入れます。ラップをして冷蔵庫で冷やします。
黄身も使うまでラップをしておいてください。

4.  ボウルにサラダ油を入れ、電子レンジ600Wで1分加熱します。このあと薄力粉を混ぜますが、サラダ油を加熱することによって薄力粉が水分を含みやすい状態になります。そうすることで台湾カステラがふわふわでシュワシュワの食感になるんだそう。
ではサラダ油に薄力粉をふるい入れます。ダマができないよう手早くしっかり混ぜましょう。

5.  2の蒸らしていた茶葉入り牛乳を4に入れ、手早く混ぜます。牛乳を入れるとダマになりやすいので手早く混ぜましょう。粘りが出てきたら、卵黄を1つずつ入れ、その都度よく混ぜます。そうすることで生地の混ぜむらを防ぐことができるんですって。



6.  卵白を混ぜます。このタイミングでオーブン150℃で予熱を開始。
卵白をハンドミキサーの高速で30秒、泡立てていきます。グラニュー糖を半分入れて30秒、残りのグラニュー糖を入れ、低速で1分泡立てます。画像のように、先端がおじぎする程度のやや柔らかめに泡立てたらOKです。
泡立てすぎると表面のひび割れの原因になるので、泡立てすぎに注意だそうですよ。



7.  5の卵黄生地に6の泡立てた卵白をひとすくい入れます。泡立て器で2つの生地をしっかり混ぜてなじませていきます。数回混ぜていきますが、1回目はしっかり混ぜて下さい。卵黄生地が緩くなってきて、たらたら~と流れ落ちるぐらいです。その生地に2回目は卵白をひとすくいして入れます。泡立て器で生地を下から持ち上げるようにしてふわっと混ぜます。泡立てた卵白の筋が少し残るぐらいで、OKです。



8.  残りの卵白のほうへ7の生地を戻し入れます。そうすることで混ぜむらを防ぐことができます。



7の生地を全て入れたら泡立て器でふわっと混ぜ、卵白の塊ができないようにしましょう。



最後に、シリコンベラに持ち替えて、同様に混ぜてください。生地を底から持ち上げるイメージで混ぜます。底の部分に混ぜむらがあったりするのでしっかりと混ぜていきましょう。



しっかり混ざりました。混ぜむらをチェックします。シリコンベラで生地を持ち上げたときに生地が繋がって流れ落ちるぐらいです。
流れた生地の筋がゆっくり消えていくようであれば、きちんとできています。


9.  完成した8の生地を事前に準備しておいたスクエア型に流していきます。2~3回少し高い位置から落とし、大きな気泡を取り除きます。
表面が少しボコボコしているので竹串で生地をぐるぐる回し、表面を平らにしてください。



10.  型が入る大きめのバットを用意します。バットの底にキッチンペーパーを3枚程度敷いて型を乗せ、その上に9の型を置きます。バットの底から2cm程度のお湯(80℃前後)を入れます。

なんですが、わたしは大きめのバットがなく…動画でゆかりさんが型が入るバットが無い場合は、ココットにお湯を入れたものを2つ用意して、一緒にオーブンに入れると良いといっていたので、そちらで試すことに。

オーブンの天板に乗せ、60分焼いていきます。





11.  焼きあがりました。出来上がりです。

完成したらすぐに型から取り出し、オーブンシートを外しましょう。




作るときのコツをおさらい!

使うまで卵白を冷蔵庫で冷やしておきましょう。そうすることで泡立ちがよくなります。

油と牛乳を温め、薄力粉が水分を吸収しやすくすることで、台湾カステラがふわふわの食感になります。

卵白を泡立てる際は、柔らかい角が立つまで泡立てるのがポイントです。

湯煎焼きをするときに大きめのバットがない場合は、湯煎の代わりにお湯を入れた耐熱のココット2つを一緒に入れて焼くといいそうです。



表面が焦げそうになったときはアルミホイルをかぶせましょう。
表面が割れそうになった場合は、オーブンを開けて空気の入れ替えをしながら焼くといいそうですよ。

作ってみた感想…一度失敗したけど元パティシエの意地で再トライ!うまくいった!

実はうまく作れず、2回作ったんです。

1回目は、表面が割れてしまったんです。
加えて、わたしがレシピ通りではなく18cmのスクエア型を使ったため、焼けているか不安になり竹串を使って確認することになってしまったのが原因かなと。

出来上がったらすぐに下の画像のようにしぼんでいき、こんな見た目になってしまいました…トホホ…。





でもここでくじけないのがわたしです。何を隠そう、元パティシエですもん。
パティシエで学んだ経験や趣味で培った知識も踏まえて2回目に挑戦しましたよ!

1回目は割れてしまい時間が経つと凹んでしまいましたが、2回目はうまくいったんです。
ほら見てください、この画像。ボリュームがすごい…感動です。



と、ここでなぜ2回目がうまくいったのかを説明しますね。

作り方に戻って説明しますと…作り方10のところです。
大きめのバットに型を置いてお湯を注ぐという工程です。ここでわたしは大きめのバットがなく、1回目はココットを使って作ったのですが、2回目は天板に直接お湯を注ぎました。
天板のため動画のように2cmもお湯を注ぐことは不可能でした。なので、天板より少ない程度に注いでみることにしたんです。

さらに凹み防止のため、焼き上がったらすぐに型のまま3回ほど少し高い位置から落としました。そうすることで、全く凹まなかったんです。
それで2回目は成功したというわけです!

こんなにふわっふわの台湾カステラが出来ちゃった♡ほんとうれしいです!

ふわふわで溶けていく



焼きあがった台湾カステラを食べてみると、紅茶の味が口いっぱいに広がります。しっとりで、溶けていくような感覚♡



市販のホイップクリームをトッピングしてみると、クリームのまろやかな甘さも加わってさらに味わい深くなりました。
1回目の紅茶の台湾カステラは残念ながら割れてしまったのですが、そのときの味もしっとりして美味しかったですよ。

焼くのに1時間程度かかりますが、自分が作業する時間は30分程度。
しかも材料はたった6つです。

台湾カステラの日持ちは3~4日程度。ラップをして冷蔵庫に入れて保存しました。
長期にわたり保存したい場合は、カットして1つずつラップし、まとめてジッパー付き保存袋に入れれば冷凍庫で2週間保存できるみたいです。

これだけの作業時間と材料で、数日楽しめる台湾カステラが出来上がったのはうれしかったです。
みなさんもぜひやってみてください。

参考web:
ニチレイフーズ
https://www.nichireifoods.co.jp/media/14834/