ブンデス記録の記念試合で、名審判員ブリヒ主審が十字靭帯断裂!

©️IMAGO/Jan Huebner
土曜夜に行われたブンデスリーガ第12節のハイライト、アイントラハト・フランクフルトvsVfBシュトゥットガルトによるナイターゲームは、まさにフェッリックス・ブリヒ審判員にとってもハイライトとなる試合であり、この試合でブンデスリーガ通算344試合に出場。これはヴォルフガング・シュタルク氏がもつブンデスリーガ最多出場記録に並ぶ審判員記録だ。だがこの試合でブリヒ審判員は別の形で注目を集めることになる。
前半30分に足首を捻挫、そして右膝を捻った結果、フランフルト側のPA内にて悶絶する様子が見受けられており、それからフランクフルト側のベンチで治療を受け3分後から前半終了まで職務を遂行するも、後半は第4審判員パトリック・シュペンガース氏が主審へ。思わぬブンデスリーガデビューとなった28歳だが、一方のブリヒ氏は試合後スカイに対し「まさか、と思った。ピッチはスリッピーでそこで転倒してしまった。落胆している」とコメント。
新記録達成は当分おあずけ
その悪い予感は翌日の精密検査で的中する形となり、48歳の右膝からは十字靭帯断裂が判明。そのためドイツサッカー連盟年間最優秀主審に5回(2013、2015、2016、2018、2021)選出、FIFA世界年間最優秀主審にも2回(2017、2021)選出されている、同氏のブンデスリーガ新記録樹立までにはこれから当分、先まで待たなくならなくなってしまった。
沈黙の試合開始20分
なおこの試合前には別の騒動も見受けられていた。試合開始前に22人の選手たちがピッチ上に集結した際に、フランクフルトのウルトラの大部分が普段の北西部の観客席に陣取っていなかったのだ。試合開始から20分ほどが経過したころに徐々に戻ってくることになるのだが、その理由はクラブではなくフランクフルト警察に向けられたものだったようで、過剰に刺激剤スプレーが噴霧されるなど試合前の警察の介入が不必要に過剰だったことへの反応だったという。ただまだ状況が明確となっていないため、クラブ側は現時点では発言を控えたまま。
ケヴィン・トラップが語る異様な雰囲気
試合後、ケヴィン・トラップは「奇妙な試合で盛り上がりはほぼなかった。全体的にね」と振り返り、「正確な背景はしらないし、なにが起こったのかわからないけど、開始前の最初の時点では間違いなく空席状態となっていたし、試合を通じて静かな印象だった。もちろんそれは僕たちの力となるものではないし、特にこのスタジアムではファンは常に僕たちにとっての大きな要素になっているから。接戦などでは最後の10分間で特にね。でもそれが今日はなかったんだよ」と、「ピッチでの異様な雰囲気について語っていた。」
