Q:前作『大病院占拠』放送時の周りの反響について。
櫻井:反響が大きくてとても驚きました! 敵は『鬼」の面をかぶった武装集団で、人が撃たれるシーンなどもあったので、「子供たちが怖がるかな」と思っていたのですが、むしろ、小さなお子さんが楽しみにしてくださっていたのがすごくうれしかったです。また、多くの方がリアルタイムでご覧くださったので、リアルタイムでの反応がすごく多くて。放送と並行して撮影しているので、現場的にも励みになりましたし、意外な反応も多くてありがたかったです。

Q:台本を読んだ感想について。
櫻井:前作よりいっそう過激で、激しさを増しているというか。自分の立場でいうと、より大変な役どころになっています。あとは、登場人物がとても多いので、この台本が映像になったときに、より「多層的」というか、いろんな視点で様々な出来事が同時多発的に起こっていく状況を楽しんでいただけるのでは、と思います。

Q:再び占拠事件に巻き込まれてしまった武蔵ですが、今回はどんなところに注目してもらいたいですか?
櫻井:僕が演じる武蔵は、毎回毎回いろんな目に遭って、大変な出来事に巻き込まれていくので、スポーツ観戦みたいに「武蔵、頑張れ!」と応援してもらいながらご覧いただけたらうれしいですね。次々と起こる大変な事態に武蔵がどう立ち向かっていくのか、力強く前に進んでいく武蔵を見ていただきたいです。

Q:今回も10話通じて、たった一日の出来事を描いているんですよね?
櫻井:そうなんです。前回の放送で思いましたが、6話、7話くらいのときに、(状況としては明け方だから)「みんな眠くならないのかな?」と思っていました(笑)。今回も、毎話「〇〇まであと何分」と緊張感溢れる展開が続いていくので、ハラハラドキドキしながら、スリルを楽しんでもらえたらと思っています。

Q:「タイトル」の全貌がまだ解禁されていませんが、舞台となる占拠場所のヒントを話せる範囲で教えてください。
櫻井:個人的には結構好きな場所で、どちらかというとワクワクして、楽しみが膨らんでいくような場所です。そこが緊張感に包まれていくので、ご覧いただける方には、ミスマッチというか、意外性を感じていただけるのではと思います。『大病院占拠』より事件のスケールも大きくなっているので、あらたな舞台も楽しみにしていただけたらと思います。

Q:今回も武蔵の「アクションシーン」があると伺いましたが、体力作りなど、クランクインに向けて役作りで意識していることはありますか?
櫻井:アクションはとにかく練習しかないと思っているので、今後、相手役の方との練習を積み重ねていきたいと思っています。役作りとしては、今回は続編でもあるので、前回の武蔵がどんなキャラクターだったのかを改めて思い出し、チューニングを合わせています。前作を見たり、武蔵の衣装に身を包んだりして、徐々に武蔵へと整えているところです。

Q:顔の傷や服の汚れなども、戦う武蔵ならではですよね?
櫻井:すでに結構汚れていますけど、まだ1話の状態なんですよ(笑)。このままだと、2話ではすすにまみれているのではと…。最終話の衣装は布切れ一枚になっているのではと…少し恐れを感じています(笑)。

Q:前作と同じスタッフが結集しているそうですが、スタッフに要望したいことはありますか?
櫻井:前作と同じチームで、同じスタッフが多いので、同じ空気感で今回も撮影に臨めるのが楽しみです。あとは、前作のときにビックリしたことがあって。全員マスクをつけて撮影していたのですが、最後の集合写真だけ一瞬マスクを外して写真を撮りまして。その写真を見たら、「え! この人、こんな顔だったの!?」と、2ヵ月以上一緒に過ごしてきたにもかかわらず、印象がだいぶ変わる人がいて結構驚きました(笑)。