サヨナラ打を放った侍ジャパンの門脇誠【写真:荒川祐史】

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カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ 2023

 アジアプロ野球チャンピオンシップの最終日が19日、東京ドームで行われ、日本代表「侍ジャパン」は4-3で韓国に延長サヨナラ勝ちし、2017年の前回大会に続く連覇を果たした。井端弘和監督にとって、初の国際大会での優勝。今大会は二塁・門脇誠(巨人)、遊撃・小園海斗(広島)の二遊間コンビが活躍。3月のWBCでは源田壮亮内野手(西武)がレギュラーとして活躍したが「他にも考えていかないといけない」と指揮官は若手の台頭を期待していた。

 韓国戦、4万人を超える観客をサヨナラ打で沸かせた門脇。今大会は4戦全てに出場して打率.400。巨人では坂本勇人に代わって遊撃のポジションに就くが、侍ジャパンでは二塁守備で失策1つを犯したものの大きな問題なくこなし、大会MVP、ベストナインに輝いた。

 小園も井端監督が高評価する非凡な打撃センスを発揮。17日の韓国戦では3安打を放ち、大会通算で打率.412をマーク。自身も二遊間の名手だった井端監督は「二遊間はめどが立っている」と源田、中野拓夢(阪神)らWBC戦士の名前を挙げながら評価。不動のショート源田が30代であることを踏まえて、こう続けた。

「(今後のWBC、五輪代表に)源田選手は入ってきてほしい選手ですけど、他にも考えていかなければいけない。門脇選手、小園選手、故障で来られなかった紅林選手と、20代で出てきてほしいなと思いますし、もっと若い他の選手でもレギュラーシーズンで活躍してもらって、二遊間が高いレベルでやってくれることを望んでいます」

 源田は、2026年のWBC時には33歳、28年のロス五輪で35歳になっている。門脇、小園らをはじめとする若手選手の更なるレベルアップに期待している。

(THE ANSWER編集部・宮内 宏哉 / Hiroya Miyauchi)